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新橋名物青空大盤将棋、今年も幕-最終日はトーナメント戦白熱

新橋名物の青空将棋「新橋大盤将棋」最終日。ニュー新橋ビル前には大勢の将棋ファンが集まった。

新橋名物の青空将棋「新橋大盤将棋」最終日。ニュー新橋ビル前には大勢の将棋ファンが集まった。

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 ニュー新橋ビル前(港区新橋2)で毎週開催されていた青空将棋「新橋大盤将棋」が10月31日、今年度の最終日を迎えた。当日は秋晴れの天候に恵まれ大勢が参加。最後のトーナメント戦「将棋まつり」も白熱化した。

白熱化するトーナメントの決勝戦

 同将棋大会は毎年4月の第1週から約7カ月にわたり、毎週土曜11時から屋外で行われる。主催はニュー新橋ビル商店連合会で、今年で開催37年目を迎えた「新橋名物」。なかには30年以上通う常連もいるという。

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 屋外での開催のため雨天時は中止に。昨年までは雨天の場合、同ビル内2階廊下で指していたが、新たな規約により今年から使用できなくなった。同イベントの管理者・鵜沢郁夫さんによると、「今年は雨で中止になったのは2回。途中から雨が降ってきたことが1回」だったという。

 「今年は不景気の影響か、参加者が2割くらい多かった。台も通年16台を用意するが、今年は18台。盤がいっぱいで対局待ちの人もいたほど」と鵜沢さん。この日も100人近い「将棋好き」が集まり、最終日にふさわしい盛り上がりを見せた。

 最終日はトーナメント大会「将棋まつり」で締められた。約50人が実力別にA級・B級・C級に分かれ、「腕試し」に挑戦。参加賞にはかりんとう、上位入賞者には同連合会事務局長の平野壽さんからトロフィーや賞状が手渡され、洗剤などの賞品が授与された。

 A級優勝者は墨田区から訪れた藤田勝治さん(66)。将棋歴は50年以上、同大盤将棋は今年から参加したという。B級優勝者は大盤将棋歴5年で、東十条から参加した佐藤晃さん(78)。「今日はたまたま勝てた」と笑顔で話したが、「本当はA級で申請したはずなんだけど…」と、実力を持て余し気味の様子も。

 C級優勝者は40代の「若手」、港区在住の岩崎孝夫さん。数年前にたまたま通りかかって同大盤将棋に参加するようになったという。「今日は苦戦した。でも今年の『名人戦』では2位だったのでうれしい」と岩崎さん。「ここに来ると仲間がいる。ほかでは味わえない楽しさがある」。

 「ここは参加費もかからないし、公の場所でらやるから安心安全。賭け将棋は一切ない。交番の目の前だしね(笑)。そこが支持される理由なのでは」と平野さん。純粋に将棋が好きな人が多く、「同大盤将棋が終わった後も、有志で近くのファミレスなどで指している。オフシーズンも2週間に1回くらい新橋で集まる」(岩崎さん)という。

 来年は4月3日から。参加は当日申し込む。