森林機能の再生により地球温暖化防止を訴える「美しい森林(もり)づくり全国推進会議」は3月7日、浜松町の環境学習施設「港区立エコプラザ」(港区浜松町1)で「フォレスト・サポーターズ」の記者発表会と対談を行った。
フォレスト・サポーターズは、京都議定書で日本が約束した温室効果ガスの削減目標6%の約3分の2に当たる3.8%を国内の森林で吸収していく対策の重要性を訴えかける国民運動。「3.8%」にちなんだ3月8日を「フォレスト・サポーターズの日」と定めPRしていく。
当日は、同運動のリーダーで林野庁長官の内藤邦夫さんや、同会議代表で元ソニー会長の出井伸之さん、港区の武井雅昭区長をはじめ、積極的な間伐材利用を展開しているmore trees代表でアーティストの坂本龍一さんをゲストに迎えて対談が行われた。また、「親友の『ウッドストック』が住む森を守るため『フォレスト・サポーターズ』メンバーとなった」人気キャラクター「スヌーピー」も登場し、会場を盛り上げた。
対談では、出井さんと武井区長、坂本さんが林業により森の機能を再生させる必要性を説き、「子どもたちに美しい森を残そう」と呼びかけた。坂本さんは「CDやコンサートのチケットにはカーボンオフセットの料金を上乗せして、ファンの皆さんに買ってもらっていますよ」などとユーモアを交えつつ、「若い人にどんどん林業に入ってほしい」と訴えた。