昨年の震災以降、低迷していた飲食業界が活気を取り戻してきた印象の新橋経済新聞上半期ランキング。世相を反映してか、食べ放題やB級グルメなど、安さを売りにした飲食店が上位を占めた。

　1位を獲得したのは、ホテルオークラ東京が初の飲茶バイキングを開始したことを伝える「ホテルオークラ東京に食べ放題の飲茶専門店－カジュアル中華から転換」。ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. ホテルオークラ東京に食べ放題の飲茶専門店－カジュアル中華から転換（2/1）
2. 新橋に「俺のイタリアン」3号店－生パスタ提供で既存2店と差別化へ（1/19）
3. ニュー新橋ビルに炒めスパゲティ専門店－太麺使い昭和の味目指す（3/21）
4. 新橋に「もうやんカレー」、2月オープンへ－居酒屋メニュー充実（1/25）
5. 東新橋にテークアウトの牛すじカレー店「スジロー」－弁当店が出店（3/12）

6. 新橋に都内初の広島風お好み焼きチェーン店－広島の企業が直営 （3/5）
7. 新橋に「復興支援酒場」－秋田の会社がオープン、粗利は東北3県へ（1/18）
8. 新橋に3坪5席のバー新店－フードも充実、人気は「俺のアジフライ」（2/13）
9. 靴磨きの歌「新橋二丁目七番地」、有線チャート1位に（3/13）
10. 魚金グループ、新築ビル一棟新店舗に－モダンな空間で新境地目指す（1/23）

　11位以下も飲食店が多くを占めた。13位に「新橋に豚骨ラーメン「一蘭」オープンへ－初のオフィスエリア進出」、19位に「芝大門に鶏と野菜ポタージュのラーメン店－ラーメンゼロ元店長が独立」と、21位に「新橋にタイスープのラーメン店「真魚」－元イタリアンシェフが開業」など、ラーメン激戦区新橋らしい様子も見られた。

　このほか、3位の「スパゲッティキング」、16位の「新橋駅前に『スパゲッティのパンチョ』－ナポリタン激戦区で勝負」と、昭和の味を再現したナポリタン専門店もブームに乗って登場。昭和からナポリタンを提供し続ける老舗「ポンヌフ」（駅前ビル1号館）、「ポワ」（ニュー新橋ビル）、「むさしや」（同）などと肩を並べて健闘する。
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