虎ノ門に高級喫茶「カフェラミル」-ドトール買収後初の出店

ドトール経営1号の「カフェラミル虎ノ門店」。オフィスビルエントランスへの出店も初の試み

ドトール経営1号の「カフェラミル虎ノ門店」。オフィスビルエントランスへの出店も初の試み

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 虎ノ門1丁目に6月1日、高級喫茶店「カフェラミル虎ノ門店」(TEL 03-3506-4788)がオープンした。運営はドトール・日レスホールディングス傘下のドトールコーヒー(渋谷区)。

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 「カフェラミル」ブランドは、ユニマットライフ(港区)の子会社ユニマットキャラバン(同)とユニマットクリエイティブ(同)が展開していたもので、他事業と共に5月1日付けでドトールに譲渡売却されたばかり。ドトールコーヒーが受託したのは「カフェラミル」23店舗、「ニナスカフェ」11店舗、レストラン「オーバカナル」8店舗で、譲渡価格は約22億円。「カフェラミル虎ノ門店」は、経営が移譲して初の出店となる。

 店舗面積は47坪で、席数はテラス=8席、店内=73席。店内はカウンター席や暖炉のある席、エアカーテンで区切られた喫煙区画など6つのエリアに分かれており、「気分によって席を選んでもらうことができる」(ドトール・日レスホールディングス広報担当・関根さん)という。

 ターゲットはOLなどの女性を中心に、「価格が若干高めのこともあり、比較的高めの年齢層」。コーヒーは自社焙煎した豆を一杯ずつハンドドリップし、ウェッジウッドやリチャードジノリによるオリジナル食器で提供する。女性客を意識し、同店で使う米にはコンニャクが主原料の「マンナンライフ」を加え、カロリーを25%減量。女性に好まれるスイーツも充実させた。

 併せて、商談や接待などのビジネスユースも見込み、他店に比べアルコール類や料理メニューも拡大。ビールやワインのほか、シャンパン、サングリア、ブランデー、ウイスキーなども常備する。「ブランデーはレミーマルタン、ウイスキーはマッカランやバランタインの12年ものなど、アルコール類も大人が好む上等のものを用意した」と関根さん。

 カフェメニューは、ラミルブレンド(750円)、カフェゼリー(850円)、ケーキセット(1,200円)など。ランチにはサラダとドリンクの付いたパスタランチ、オムライスランチ(以上1,000円)、ビーフシチューランチ(1,300円)などを提供。ディナー・バータイムは、パルミジャーノチップス(550円)、ポテトグラタン“ドフィーネ風”(500円)、サーモンカルパッチョ(600円)などで、ドリンクはビール(800円)、自家製サングリア(800円)など。

 「昼間はランチをやっているので近隣のOLが多い。オムライスが好評で、『落ち着いて利用できる』などの声ももらっている」。今期は新たな出店は控え、同店を実験店的に運営、全店舗の動向を考察していく方針という。来期以降、新規の展開を行っていく構え。

 営業時間は、平日=7時30分~23時(モーニングは7時30分~11時)、土曜・日曜・祝日=11時~19時。いずれもランチは11時~14時。

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