劇団四季ミュージカル「エビータ」-自由劇場で東京4年ぶりの開幕

500席に満たない自由劇場は客席との距離が近く、迫力ある舞台を味わえる

500席に満たない自由劇場は客席との距離が近く、迫力ある舞台を味わえる

  • 0

  •  

 自由劇場(港区海岸1)で1月16日、劇団四季ミュージカル「エビータ」が開幕した。

[広告]

 同作は実話を基にした作品で、「エビータ」という愛称で親しまれたアルゼンチンの元大統領ホアン・ペロンの妻エバ・ペロンの激動の生涯を描いたもの。

 逝去の際には300万人もの国民が追悼のために集まり、遺体に近寄ろうとして混雑の中で16人が死亡したというニュースや、1996年に公開された同名の映画では、マドンナがエバを演じることに反感を示す市民が多く撮影が危ぶまれたなどのエピソードが残されている。

 現在も国民に絶大な支持を得るエバの生涯を、数々の名作を手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞の音楽がドラマティックに演出する。

 1978年にロンドンで初演され、好評を得たため翌年にはブロードウェーでも公開。劇団四季での初演は1982(昭和57)年で、2005年の東京公演の際に振付や衣装、演出を一新し日本全国53都市で公演を行った。東京では2006年以来4年ぶりとなる。総公演回数は今回の東京公演期間中に900回を突破する見込み。

 15日に行われた公開舞台げいこでは、主役の野村玲子さんが「久しぶりのエビータ役に、緊張感を抱きつつ向き合う毎日。信念を貫き、熱く美しく人生を駆け抜けたエビータの姿をお伝えできるよう、一つひとつの公演を大切に演じていきたい」と述べた。「ストレートプレイで立つことの多い自由劇場にミュージカルで出演することも新鮮で、お客さまとの一体感を感じられることを楽しみにしている」とも。

 料金は、S席=9,000円、A席=6,000円、A席学生=3,000円。公演は3月14日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース