劇団四季「ライオンキング」が10周年-開幕初日に誕生した子ども招く

全国から「ライオンキング」開幕初日に産まれた子供たちが招待され、ともに10周年を祝った

全国から「ライオンキング」開幕初日に産まれた子供たちが招待され、ともに10周年を祝った

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 浜松町の劇団四季劇場[春](港区海岸1)で公演中のミュージカル「ライオンキング」が12月20日、10周年を迎えた。

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 日本演劇史上、同一劇場での無期限ロングラン継続は初。同劇場の「こけら落とし」公演としてスタートした「ライオンキング」は同日までに3,469回上演され、入場者数は約395万人を記録した。

 13時の回終演後のカーテンコールにはメーンキャストが「サークル・オブ・ライフ」を1フレーズずつ歌いながら客席や舞台から次々と登場。その後出演者全員が舞台上に並び、ムファサ役の芝清道さんが感謝の意を述べた。さらに、同作品をはじめとしてディズニーで数々の作詞を手がけるティム・ライスさんもロンドンから祝いに駆け付け、「日本で公演を見るのは3度目だが、毎回全く色あせず進歩し続けるショーであるのを感じる。エルトン・ジョン、浅利慶太、そして私から10年間本当にありがとうと伝えたい」とあいさつした。

 その後、開幕初日に誕生し親子招待を受けた12人の子どもたちが登場。キャストと観客が「HAPPY BIRTHDAY」を合唱し、ライオンキングと子どもたちの10周年を祝った。エンディングで出演者全員が礼をする場面では客席が総立ちとなり、拍手で賛辞が送られた。

 子どもたちは「最後のシーンで動物たちがそろって出てくる所がかっこよかった」「シンバとスカーの対決が迫力だった」「お祝いに歌ってもらってうれしかった」「舞台に出る時は緊張したが感動した。とても良い誕生日の記念になった」など喜びと興奮を口にした。ムファサ役の芝さんは「10周年は単なる通過点。これからも更なるロングランに向け突き進んでいく」と締めくくる。

 「ライオンキング」は現在、来年2月1日までの公演を販売中だが、3月5日から8月30日までの延長が決定し、新価格が適用される。

 新価格はS席=9,800円(現11,500円)、A席=8,000円(現9,450円)、B席=6,000円(現6,300円)、C席=3,000円(現3,150円)。ファミリーゾーンも新設され、対象エリアS席=子ども5,000円、A席=子ども4,000円。

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