新橋の印鑑店「えんえんリンクかたちや店」(港区新橋5、TEL 03-5405-2447)で10月19日、街猫写真展「第2回 ねこつながりフォトコンテスト」が始まった。同展は、街の活性化を目的に今年5月に初回が開催され好評を得ていた。
展示作品数は38点。前回同様港区で商店街活性化事業を行う清原逸夫さんほか、「猫好き」7人も参加する。新橋からは、柳通りのレコード店「東京堂」(新橋2)店主の大谷さんも参加。同展の「猫を媒介して人のつながりを増やし、地域を活性化させる」という意図が反映されたかたちとなった。
登場する街猫の居住地も、新橋、白金、戸越銀座、芝浦、目黒、埼玉、川崎、横浜など多岐にわたる。同店店主の木下敦夫さんは「前回は清原さんの個展だったが、今回は撮影者がさまざま。猫に対するそれぞれの視点や思いがあって面白い」と話す。
春の写真展以降、同店では猫を介して来店客との会話が弾むようになったという。「意外と男性に猫好きが多いことがわかった。女性は猫好きを前面に出すが、男性はあまり口にしない。でも、写真展をきっかけに『実はわたしも猫を飼っているんです』などと話してくれる人が増えた」(木下さん)。
当初は10月30日までの予定だったが、店の前を通る小学生らがインフルエンザ流行のため学級閉鎖となったため、急きょ11月6日まで延長した。「前回登下校の際、とても喜んでくれていたので…」と木下さん。
今回も「お気に入り」の作品の投票を行い、写真展終了後、抽選で3人にフレーム入りの写真を進呈する。投票用紙は同店入り口に置かれており、誰でも投票できる。営業時間は9時30分~19時。店舗のシャッターが開いていれば営業時間外でも写真の閲覧が可能。木下さんが在勤中の7時過ぎから退社する深夜まではほぼ見ることができる。