新橋の風物詩として親しまれてきた新橋駅前ビル1号館屋上のビアガーデン「汐留ガーデン・リゾートレストラン」(港区新橋2)が、今期の営業を見送ることがわかった。
通年だと6月15日前後にはオープンする同ビアガーデン。現在専用のウェブサイトは更新されないままの状態になっている。新橋経済新聞の同店関連記事へのアクセス数は増しており、利用者がオープンを待っていたことは明らかだ。
詳しいことは判明していないが、営業見送りの理由は1966(昭和41)年に建設された同ビルの老朽化による改修工事のためとみられる。事実であれば仕方のないことだが、新橋のサラリーマンにとって楽しみが1つ減る夏となりそうだ。
同ビアガーデンは同ビル開業と同時に「新橋ビアガーデン」としてオープン。2000年に「汐留ガーデン・リゾートレストラン」の名称に変更され、近年の運営はショーレストランなどを手がけるエー・プロジェクト・サービス(港区)が行ってきた。
通常の営業期間は6月半ばから9月半ばまでの3カ月間。新橋経済新聞の昨年度の調べでは1カ月平均5,000人の利用があり、同社にとって「ドル箱事業」だったと予測される。