浜松町に4月、九州系居酒屋が3店舗相次いでオープンした。15日には多業態の飲食店を展開するダイヤモンドダイニング（港区東新橋1）のグループ会社であるシークレットテーブル（東新橋1）が「九州黒桜　浜松町店」（浜松町1、TEL 03-5425-1160）を、21日には都内を中心に飲食店を展開するリン・クルー（中央区）が「九州ざんまい」（浜松町1、TEL 03-3436-2577）、「もつ道（みち）」（同、TEL 03-6402-6777）を同じビルの2フロアで同時にオープンした。

　シークレットテーブルの「九州黒桜」は同業態2店舗目で、同社が同所で展開していた比内地鶏料理店「今井屋本店」からリニューアルした。店舗面積は31坪で、席数は52席。50種類以上の焼酎と「黒桜名物！すっぽん小鍋」（980円）や「牛モツ鍋」（天然塩、焦がししょうゆ、炎の辛みそ　各1,080円）など九州の郷土料理を提供する。「スッポンに力を入れており、現地に出向いて東京に安く仕入れられるよう尽力した」と広報担当者。

　「九州ざんまい」は博多の中州周辺の屋台で人気のあるホルモン鉄板焼きなどを提供する九州郷土料理の専門店。店舗面積は38.9坪で、席数は54席。メニューは「中屋台のホルモン鉄板焼き」（998円）や「博多名物　とりかわ焼」（126円）、ドリンクは九州の地酒を豊富に用意する。「もつ道」は博多で人気のもつ鍋を6種類の味で提供する博多料理専門店。店舗面積は38.19坪で、42席。もつ鍋を「天神味噌」「渡辺醤油」「住吉塩」「明治キムチチゲ」「大正水炊き」「親不孝豆乳」（各1,239円～1,344円）で提供する。

リン・クルーの広報担当者は「居酒屋の激戦区である新橋エリアでは、やはりこれまで展開して来た中でも強い『九州系』の開店が決まった。サラリーマンを元気づけたいという願いを込め、内装や音楽も活気ある祭りをイメージした」と話す。

　シークレットテーブルとダイヤモンドダイニングは現在、都内で「九州黒男児」「博多黒太鼓」「黒達磨」「博多もつ美人」などの九州系居酒屋を計12店舗展開しており、うち4店舗が新橋エリアに集まる。リン・クルーでは都内に12店舗の九州系居酒屋を展開しており、うち3店舗を新橋エリアで展開している。