多業態の飲食店を展開するダイヤモンドダイニング(港区東新橋1)は12月10日、新子会社を設立し、ラディアホールディングス(旧グッドウィル・グループ)の連結子会社である「フードスコープ」の全事業を譲り受けることを発表した。新子会社の商号は「シークレットテーブル」(東新橋1)で、同社が100%出資する。
フードスコープは、主に関東圏や大阪などで現在までに比内地鶏専門店「今井屋」やカキ専門店「MAIMON」、日本料理「美食米門」、炭火焼と水炊き専門店「さかえや」のほか、テーマレストランとして「エレファントカフェ」「だいぶつころころ」「キリストンカフェ」など37店舗を展開してきた。
「フードスコープの持つ、来客に喜ばれる食材へのこだわりやサービスにおける強みと、当社グループが有する業態開発力及び店舗運営コスト管理力の強みをかけ合わせることで、企業価値向上や今後の事業展開に有利と判断」(同社)したことが、事業譲り受けの合意につながった。
「秘密の食卓」という意味で遊び心をもって名付けられた新子会社では、本社で目指す「100店舗100業態」の展開とは別に、新たな業態開発に取り組む構え。
譲渡日は来年2月1日、譲渡価格は12億500万円を予定。