さまざまなテーマの飲食店を展開するダイヤモンドダイニング（港区新橋1）は11月6日、カレッタ汐留（東新橋1）にベルギービールとスパニッシュタパスを提供するパブレストラン「Belgian Beer&Tapas BEER GARAGE」（TEL 03-3572-4681）をオープンした。同店はグループ69店舗目の出店。

　店舗面積は44.69坪、席数は93席。イタリアンレストランがあった物件に居抜きで出店した。カレッタ汐留は有名建築家が手掛けた建物のため内装には制限が設けられており、壁や開放的なアトリウムはそのまま使用。デザインコンセプトは「艶っぽく、ビールが豊富に格納された倉庫のイメージ」という。

　同店では80種前後のビールメニューをそろえ、うち9割以上がベルギーの銘柄。多彩なラインアップのドラフトビールをはじめ、人気のトラピストビール、アルコールの苦手な女性でも飲みやすいフルーツビールも数多くそろえる。ベルギーは千年の歴史と100を超える醸造所、800種以上の銘柄をもつビール王国。

　銘柄ごとに独自の形をしたオリジナル専用グラスとコースターが存在するのもベルギービールの特徴。それぞれの味わいや香りを最大限に引き出すよう形状が作られており、グラスの違いで味わいに差が出るといわれている。「手間のかかるベルギービールを扱うのは大変。そのため、一般にあまり店に置きたがらない」（同）。

　同社ではこれまでも業態の異なる3店舗のベルギービール店を品川、川崎、横浜にオープンしているが、タパスとの組み合わせは初。「ベルギー料理はコッテリしたものが多い。スパニッシュタパスの方が日本人の口にも合うし、気軽に立ち寄れる」（同）と、同店を新たに企画したという。

　タパスは「アンチョビポテト」「豚肉のリエット」「トリッパのトマト煮込み」など30種。価格は300円・500円・650円の3種で、リーズナブルに設定した。そのほかのフードメニューは約80種を用意し、ベルギービールに欠かせないという「ムール貝のワイン蒸し」（1,380円）、「ベルジアンフリッツ」（680円）をはじめ、「牛ほほ肉のカルボナード」（1,500円）、「ワッフル」（650円）などのベルギー料理もそろえる。ドリンクメニューは約130種。

　ターゲットは近隣のビジネスマンとOLで、「会社帰りに軽く1杯」や食前の待ち合わせなどの利用を見込む。

　営業時間は、月曜～金曜・祝日前日＝11時30分～23時、土曜・日曜・祝日＝11時30分～22時。ランチは11時30分～15時。