汐留で「あかり/光/アート」展-江戸の照明具や現代アートで表現

汐留で江戸時代の照明具~現代アートを通して明かり・光の意味をなげかける展示

汐留で江戸時代の照明具~現代アートを通して明かり・光の意味をなげかける展示

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 松下電工汐留ミュージアム(港区東新橋1、TEL 03-5777-8600)は12月8日から、行灯や提灯などの古灯具を中心に、宮島達男など「あかり」や光を題材とした作家の現代美術作品も陳列する企画展「あかり/光/アート」を開催している。

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 会場では、展示物を時代ごとに区分けし3部で構成。内容は以下の通り。第1部「あかりのかたち あかりのしくみ」=江戸時代、日本にランプが登場するまでを奈良県の安堵町歴史民俗資料館に所蔵されている「辻本コレクション」を中心に、古灯具を展示し「あかり」に寄せる当時の人々の思いを表現。金屏風や浮世絵を現代の技術を用いた江戸時代の「あかり」で鑑賞する「体験コーナ」も。第2部「希望の光を求めて-あかりの文化史」=明治時代、ガスや電気にもたらされた近代社会の変容を鑑賞者に問いかける。第3部「あかりとアートのはざまで」=建築や写真の分野で活躍する杉本博司、スコープを用いてミクロな世界を出現させる桑原弘明、発光ダイオードの数字が点滅するシリーズを発表する宮島達男の作品を通して「あかりとひととの新しい関係の可能性」を表す。展示作品は約280点。

 会期中の1月12日は「江戸のあかり・今のあかり」と題したトークショーと「ガラス製ねずみ短檠」の実演教室を、1月26日は学芸員によるギャラリートーク(14時~)を開催予定。

 同館は、「つい最近まで当たり前であった、苦労して安全・快適な明かりを手に入れ大事に用いていた時代に思いをはせ、光や明かりに対して人々が持っていた思いを再発見してもらえれば」とコメントしている。

 開館時間は10時~18時。月曜・12月26日~1月4日休館(12月24日、1月14日、2月11日除く)。入館料は、一般=500円、大学・高校生=300円、中・小学生=200円。来年2月24日まで。(写真=©『ガラス提灯』安堵町歴史民俗資料館所蔵=辻本コレクション)

松下電工汐留ミュージアム汐留で英陶芸家「バーナード・リーチ」展-生誕120周年で(新橋経済新聞)

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