空間デザイン事業を展開するThe 創(渋谷区)は5月30日、比内地鶏の専門店「zassoh×比内地鶏(ザッソウ)」(港区新橋3、TEL 03-5777-1301)をオープンする。
同社の小山社長は、実弟が同業態の店「旬創ほたる」(中央区)を運営していることや、本業で知り合った人の勧めもあり、以前より飲食業の運営に興味を抱いていたという。「テナントの空くことが少ない新橋エリアに、広めの物件が見つかったため」(小山さん)出店を決めた。飲食店は同社にとって新事業となる。
店鋪面積30坪の店内は、緑と白、木目を多用し、内装は「シックでシンプルな、大人のカフェ」(同)をイメージした。カウンターやテーブル席、茶室がテーマの個室などを設置し、席数は45席。
フードメニューは、比内地鶏を中心に「親子丼」(980円)、「もも肉一枚焼き」(2,100円)、「ガラスープ」(280円)など約90品。ドリンクメニューは、同店が都内初販売となる秋田県の日本酒「白神の風」(780円)や、「?摘のいぶき」(780円)、赤のスパークリングワイン「クラシュカ・ペニーナ」(4,000円)など70~80品。
同店では、出荷数の少ない比内町(秋田県)の比内地鶏を産直で仕入れることにより、飲食需要の激しい新橋地区で他店との差別化を図る。ターゲットは35代~60代の近隣で働くビジネスマンやOL。想定客単価は5,000円を見込む。営業時間は、昼=11時~14時、夜=17時~23時30分(予定)。日曜・祝日定休(予定)。
また、同店を同社事業の空間デザインのモデルルームとしても意味付け、自社で扱う内装商材を実際に使用するなどショールム機能も持たせるという。今後は同店の様子を見ながら赤坂に新業態の飲食店の出店も予定している。