ワイアードビジョン(港区海岸1)は5月24日、アメリカでウェブマガジン「HOTWIRED」を発行するwired digital(アメリカ)より翻訳権を取得し、日本の読者を対象にしたウェブマガジン「Wired Vision(ワイアードビジョン)」の公開を開始する。
「HOTWIRED」はアメリカのウェブマガジンの先駆けと言われている存在。1997年創刊の日本版「HOTWIRED JAPAN(ホットワイアードジャパン)」はNTTレゾナント(千代田区)がライセンスを取得し、「goo」のコンテンツとして提供されていたが、昨年3月に一時休刊していた。
今回は2007年設立のワイアードビジョンが、NTTレゾナントと「連携」するという形で「HOTWIRED JAPAN(ホットワイアードジャパン)」から「Wired Vision(ワイアードビジョン)」へと、名称を変更し新サイトの運営にあたる。
リニューアル後のコンセプトは「アカルイ未来」とし、危機をあおるだけの記事ではなく「将来を見据えたビジョンの提案」を行うのが特徴。アメリカのIT先端情報などを掲載し、ビジネストレンドを先取りする「有効なアイデアの源」(同社)となるサイトを目指すという。
掲載カテゴリーは「経済・ビジネス・国際情勢」「環境」「サイエンス・テクノロジー」「社会・カルチャー」「ワークスタイル・ハッキング」「未来・メディア」。コンテンツメニューは、アメリカの「ビジネス」「テクノロジー」「カルチャー」のトレンドを毎日配信するコラム「WIRED NEWS」や、各界の執筆陣による連載記事をブログ形式で発表する「WIRED BLOG」など。
今後は、読者を巻き込むプラットフォーム「WIRED Social」の提供を予定している。