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新橋にイタリア直送ホエー豚の丼店「イタリア豚亭」-サラダバーで差別化

ターゲットを絞らない独自の店作りを目指す「イタリア豚亭」

ターゲットを絞らない独自の店作りを目指す「イタリア豚亭」

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 新橋5丁目に7月1日、イタリア産ホエー豚を使った丼店「イタリア豚亭」(港区新橋5、TEL 03-6459-0747)がオープンした。場所は「でり坊食堂 新橋5丁目店」跡。

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 経営するのは、温泉旅館や飲食店事業を展開する福島・会津若松のベンチャラー。「イタリア豚亭」としては、4月にオープンした横浜・伊勢佐木町に続く2店舗目。店舗面積30坪、席数はカウンターのみ30席。

 メニューは8種。「ガーリックホエーライス」「ショウガ焼きホエーライス」「ホエーカレーライス」(以上、小=580円/並=680円)、「ピリ辛ホエーライス」「野菜ミックスホエーライス」「塩だれホエーライス」「煮豚ホエーライス」「ホエーカツカレー」(以上、小=680円/並=780円)。全品にサラダバーとスープが付く。米は新潟産コシヒカリ。

 スタミナ丼の大手と比較されることが多い同店。社長の樋口俊典さんは「二番煎じ」であることを認めたうえで、「だからこそオリジナリティーで勝負しなければいけない」と、メニュー開発に力を入れる。試験的に始めたサラダバーもその一つ。樋口さんは新橋でサラリーマンをしていたことがあり、当時野菜不足を感じていたことから思い付いたという。

 店内外はイタリアンレストランを思わせるデザインで、ターゲットを絞らず女性も入りやすい雰囲気にした。席数も当初の50席から30席へと削減。これにより待ち時間を短縮。通路もゆったり取りサラダバーを楽しめるようにした。11日からは「トンテキ」(肩ロース=880円/ロース=980円)の提供も開始。「今後は夜に100円ビールや一品メニューも提供していきたい。テークアウトもワンコイン弁当を考えている」と樋口さん。

 震災で経営する郡山のレストランが2カ月営業できず、大きな赤字を抱えた同社。会津若松の温泉ホテルは避難所になったという。しかし代理店を入れずに福島県内の客向け格安プランを販売するなど、窮地をチャンスに変え乗り切ってきた。「都心の店は地方に比べ初期投資が各段に少なくてすむ」と樋口さん。9月には新橋にトンテキをメーンとした新店を出店予定で、引き続き首都圏で事業拡大を図る構え。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。日曜・祝日定休。

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