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浜松町に非加熱調理メーンのローフード・カフェ-IT業界から転身し店開く

「健康志向の人もそうでない人も入りやすい敷居の低いローフードカフェを目指す」というレインボー・ローフード・カフェ

「健康志向の人もそうでない人も入りやすい敷居の低いローフードカフェを目指す」というレインボー・ローフード・カフェ

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 浜松町駅近くに1月14日、食材を非加熱調理する料理をメーンとしたカフェ「レインボー・ローフード・カフェ」(港区浜松町2、TEL 03-6809-6848)がオープンした。同店は神田で試験的に営業した後、昨年12月12日に同所でプレオープン。これまで日中のみ営業していた。

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 ローフードとは、食材を生で食べることにより、生きたビタミン・ミネラル・食物酵素を摂取するという考え方の食事法。加熱する場合も、食物酵素が破壊されないとされる48度以下に保って調理する。完全な菜食で、小麦粉や米なども使わない。同店代表の加藤馨一さんは、アメリカ留学時代体調不良に悩まされ、テレビショッピングで見たジューサーの購入をきっかけにローフードを知ったという。「毎朝そのジューサーで作った野菜ジュースを飲み続けたところ体調が好転。それまでのIT業界から転じることを決意した」という。

 店舗面積は8坪で、席数は16席。都内でもローフード・レストランはまだ珍しく、「恐らくフルタイムで営業しているところはほかに1店だけ。港区では初めて」だという。出店先をあえて居酒屋の並ぶ浜松町にしたのは、「サラリーマンにたまには野菜をとってもらいたい」という思いから。今のところ、客の9割は女性。「男性は一人で来店する。ジュースを飲む人が多い」。一般をターゲットにするため、加熱した食材も一部用いる。

 ローフード・メニューは、「生搾りジュース」、野菜や果物を繊維ごとドリンクにした「スムージー」(以上450円)、「タイ風パッタイサラダ」(950円)、「定番!あんきも風ロール寿司」(950円)など。スイーツ類は、「こだわりのRAWクレームブリュレ」(550円)、「RAWヨーグルトパフェ」(750円)、ローレシピによるチョコレート、アイス、クッキー(350円~)など。パスタは大根などの野菜で表現し、肉や魚の代わりにナッツペーストなどでボリュームを出す。

 ランチには、好みのベーグルにベジカレー・サラダ・有機コーヒーまたは有機紅茶が付く「ベーグルランチセット」(850円)、生食初心者が入りやすいというローのり巻き・ローパッタイ・ミニスムジーが付く「RAWランチセット」(1,300円)を用意する。テークアウトも可能。夜は、酸化防止剤無添加の有機ハウスワイン(グラス550円~)、オーガニックビール(650円)などのアルコール類も用意。今後無添加焼酎なども導入する予定で、「生青汁サワーや酵素ジュース割りなどを考えている」と加藤さん。

 2月からは週末にローフード・レシピを教える料理教室も開く。アメリカから連れ帰った愛犬と暮らす加藤さん。「先々は犬も同伴できる2店舗目を出し、犬用ローフードメニューも開発したい」とも。

 営業時間は11時~22時(土曜は15時まで)。日曜・祝日定休。

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