カーディーラーのイベント企画などを行うアップデイト(港区新橋2)は10月5日、車の車体を装飾する「デコ」シールの販売を始めた。
シールは同社の新ブランド「JellyLovers」からリリース。若い女性ユーザーを取り込み、車離れを打開する糸口を狙う。デザインは女性誌のモデルでネイリストでもあるAsumiさん。
シリーズ第1弾「ジェルストーン」は、ラインストーン風の立体シール。車の純正ステッカーメーカーと共同開発したもので、素材はハイボスカルという特殊樹脂。耐候性に優れ、日焼けしたりすぐに劣化したりせず、雨や洗車にも強いという。車体を傷つけることなく除去できるのも特徴。「ヘラなどで簡単にはがせ、のりが残ってもホワイトガソリンで拭き取ればきれいになる」(同社広報担当の鈴木一壽さん)。
「女性だけでなく男性がまとめて注文するケースも見られる。中国など海外からの引き合いも多い」と鈴木さん。自転車や靴など車以外への使用や、装飾した車やオートバイで集団走行する若者などへの需要にも期待をかける。先々はドクロや十字架をモチーフにしたものなど、さまざまなシリーズの展開構想もあるという。
同社の齋藤路子社長は「カーデコ」を施した車を愛用。鈴木さんは愛車のリア中央に1点、「男張り」。鈴木さんの夢は「走行中、前の車のリアに自社のシールが張ってあるのを見ること」。
商品は全25種類で、1シート=780円/945円。現在は同ブランドのサイトなどで販売する。今後は各自動車メーカーのディーラーでも展開を行う構え。