新橋に北海道・常呂町の立ち飲み店-在京の地元出身者らが協力

常呂町出身者の思いがこもる「産直立呑 北海常呂市場」。ホタテとカキ、シマエビが「ウリ」という

常呂町出身者の思いがこもる「産直立呑 北海常呂市場」。ホタテとカキ、シマエビが「ウリ」という

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 昨年10月末に閉店した新橋のビールバー「麦酒」跡に1月18日、北海道北見市常呂(ところ)町の特産品を提供する立ち飲み店「産直立呑 常呂市場」(港区新橋3、TEL 03-6402-9100)がオープンした。運営は高速道路で売店事業などを展開するテクナム(品川区)。

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 常呂町は網走に近い道東に位置する人口4,500人ほどの自治区。2006年に4つの市町と合併し、現在は北見市の一部となっている。漁業と農業が盛んで、漁獲高日本一というオホーツク海のホタテやサロマ湖のカキのほか、カーリングの町としても知られる。今回の出店には都内の同町出身者による「東京常呂会」が協力。地元観光協会、漁業組合、JAの「公認の店舗」で、店内の大漁旗は同漁業組合から寄贈された。

 店舗面積は8坪で、定員は20人。立ち飲みが基本だが、奥にはハイスタンドチェア8席も設ける。利用客は「サラリーマンを中心に、女性も多い。1人で来店する女性もいらっしゃる」(同店広報の藤島雅夫さん)。「食料自給率2,740%という豊かな常呂町の味を、安くおいしく楽しく提供していきたい」とも。

 メニューは、「ほたて貝焼き」「カキのガンガン蒸し」「北海シマエビ」(以上380円)、「常呂町長芋のまぐろ山かけ」(400円)のほか、常呂町の男爵芋やアスパラを使った料理、焼き魚、煮魚、串揚げなど約30品を用意。食材は「旬の直送」を尊重するため、常呂産以外の国産食材も使用する。

 ランチは常呂町の魚介を使った海鮮麺を中心に提供。「海鮮ちゃんぽん」(並=650、大盛=750円)、「辛味噌ちゃんぽん」(並=700円、大盛=800円)、「海鮮皿うどん」(750円)、「豪華海鮮ちゃんぽん」(980円)、「玉子かけご飯定食」(200円)。米は魚沼産のコシヒカリを使用。定食にはみそ汁と漬け物が付く。

 開店から1カ月。「料金が安くて良いという声も多く、少しずつリピーターが増えている」という。「将来的には常呂町の実質的なアンテナショップとしての役割も果たせていけたら」と藤島さん。年内には2店舗目の出店も見込む。

 営業時間はランチ=11時30分~14時、ディナー=16時~23時30分。金曜・祝日前日は5時まで。日曜・祝日休業。

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