徳間書店、携帯向けに書籍コンテンツを配信-赤川次郎作品も

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 徳間書店(港区芝大門2)は11月15日より、テレビゲームの受託開発やモバイルコンテンツの開発を行うエイティング(品川区)と共同で「携帯電話向け電子書籍出版事業『徳間書店モバイル』」の配信サービスを開始した。

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 同サービスは、徳間書店が出版権を持つ書籍を電子書籍化し、エイティングがコンテンツプロバイダーとして提供するもので、ソフトバンクモバイル(港区東新橋1)の配信サービス「Yahoo!ケータイ」で開始される。

 同サービスは、「担当者が徳間文庫のファンだった」(エイティング)ことから企画が実現したという。インターネットや携帯電話の普及に伴い、20代~30代の書籍離れが発生している状況を踏まえ、同年代をターゲットにコンテンツ提供を行う。

 配信タイトルは、「徳間文庫」「徳間ノベルズ」「デュアル文庫」や単行本。11月、12月配信予定のタイトルは「心まで盗んで」(赤川次郎)、「赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝」(石田衣良)、「佐賀のがばいばあちゃん」(島田洋七)、「地下鉄に乗って」(浅田次郎)ほか。常時20タイトルを配信予定で、今後は「iモード」「EZweb」も順次配信予定。

 両社は今後、新刊の書店販売と同時に行う「電子書籍としての配信」や書店販売の書籍と電子書籍との「メディアミックス」なども視野に入れていくという。

徳間書店エイティング

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