新橋駅前のSL広場で12月19日、クリスマスにちなんだチャリティーイベントが行われた。同イベントは今年で9回目。集まった寄付金は25日に港区社会福祉協議会に贈られる。

ゆかた美人も寄付を呼びかけた

　同イベントは愛宕一之部連合町会の「新橋のサラリーマンやお客さんにお礼がしたい」との思いから同町会によって1999年に始められたもの。今年も1口500円の寄付に対し、ワインまたはシャンパンを1杯と地元企業協賛のプレゼントが当たる抽選券が進呈された。

　17時から始まった同チャリティーには、こいち祭の「ゆかた美人コンテスト」グランプリのchiakiさんや準グランプリの舟本真理さんも参加。18時にはSL機関車「C11 292」前に設置された特設ステージで武井雅昭港区長などの挨拶に続き、汽笛とともに新橋駅駅長・金子作二さんのホイッスルと「機関車、出発進行」という発車合図でシャンパンセレモニーが行われた。

　同ステージでは姉妹デュオ「Rin&Tomo」を皮切りに、ゴスペルコーラス、こいち祭の「oya-Gバンドコンテスト」グランプリ「サムシング・スペシャル」、新橋在住者で結成された「新橋活性化バンド るーず・びーと」が次々と演奏や歌を披露。集まった人々の喝采を浴びた。

　集まった寄付金は792,685円。同イベント関係者によると「世相を反映してか、人の出足に比べ寄付の集まりは今ひとつの傾向。でも今年は地元にゆかりのあるアマチュア『おじさん』バンドが2組出演したこともあり、例年に比べ多くの人でにぎわった」。