SONOMA（以下ソノマ 中央区）はタイ人デザイナーによるデザイン家具「CRAFACTOR（クラファクター）」の完全予約制ショールーム（住所非公開、TEL 03-6420-3615）を1月、汐留のイタリア街（港区東新橋2）にあるマンションの一角にオープンした。

　ソノマは、同ブランドのファンである仲間が集い日本市場における総代理店の権利を取得し設立した会社。クラファクターブランドの総代理店の権利を持つのは同社が世界で初めて。

　高価格帯のアイテムが多いことから、家具店の多く集まる青山や目黒エリアなどの路面店ではなく、「知る人ぞ知る、隠れ屋」の雰囲気を持つ住所非公開のショールームの開設を決意。画廊のように丁寧な接客を目指すため完全予約制を取り入れた。

　同ブランドは、丸みのある有機的フォルムが特徴的。表面素材に26種類のモザイク樹脂タイルや布ファブリックを組み合わせるセミオーダーを取り入れている。ヨーロッパや北米などのリゾート地で人気が高く、購入者はホテルや商業施設など。

　ショールームの面積は約20畳。展示品は、「日本人の好みに合わせ、キラキラと光る素材を使った家具」（同社）を中心に、ダルマをイメージしたフォルムの1人用椅子「Sputnik（スプートニック）Resin Mosaic」（493,500円）や、着物がモチーフの「kimono（キモノ）」（299,250円）のほか、寝いす「Sarong（サロン）」（798,000円～）など12種類。デザイナーが日本ファンなことから日本文化から発想を得たアイテムも多く、要望があればイメージに合わせてオーダーもできる。

　ターゲットには、同ブランドの販売を希望するディーラーや建築家、商業施設、30歳代以上の富裕層と呼ばれる一般客などを据える。担当者は、「実際に触って座り楽しんでもらえる、会員制パーティーなども開催していきたい」と話している。

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