「みなとサイエンスフェスタ2023~みんなで行こう!科学のお祭り」が3月11日・12日、港区立みなと科学館(港区虎ノ門3)で開催される。
「まちに息づく科学の発展と探究」をコンセプトに2020年6月にオープンした同施設。「みなとサイエンスフェスタ」は、さまざまなイベントや講座を展開してきた同施設の活動の集大成として年に一度開催している。
2回目となる今回は「みんなで行こう!科学のお祭り」をテーマに、港区内の企業や学校、研究機関を中心とした17団体が、それぞれの特長を生かしたさまざまな展示・イベント・ワークショップを展開。子どもから大人まで、楽しみながら科学に触れられ、交流できる場を創出する。
同施設のプラネタリウムでは、これまで投影した番組の人気投票で決定した番組を両日投影する。
大人も楽しめる専門性を高めた講演会も行う。11日は、自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター・系外惑星探査プロジェクト室の堀安範さんによる天文講演会「第2の地球を探せ!~太陽系外惑星の世界~」を行う。さまざまな太陽系外惑星や、地球以外の生命探査の最前線を紹介するという。
12日は、宇宙に関する企画を展開する「とらのもん宇宙塾」の特別編を開催する。人工流れ星の開発や宇宙デブリ対策に取り組む「ALE」(港区)社長の岡島礼奈さんによるトークを行う。
広報担当者の瀧澤真一郎さんは「普段の科学館とは違った、貴重な体験・交流の機会。子どもから大人まで、まずは楽しんで、科学について考えるきっかけになれば」と話す。
開館時間は9時~20時。入館無料。プラネタリウム観覧料は、大人=600円、小中高生=100円。