虎ノ門ヒルズフォーラム (港区虎ノ門1)で1月18日~20日、「KEEP IT REAL:β(キープ・イット・リアル ベータ)」が開催された。
「体験価値のアップデート」をテーマに、業界・領域を超えて議論と交流を深めながら、プロトタイピングを通して社会実装を目指す「実践型ラボ」として開催。企画は EXX LAB(エックス・ラボ)。
同社によると、これまでの広大なスペースに大量の出展者と参加者が行き交う「商品のプロモーションと商談」を目的に開催されることが多かった展示会に対し、今回は、出展者や参加者がよりコミュニケーションをとれる機会を用意したという。「体験価値を重視した空間」を作ることで、新しい展示会のあり方を目指す。
当日は、展示会のブース作成を主に空間デザインを手掛ける「SUPER PENGUIN」の竹村尚久社長が選定した25社が出展。オリジナル製品を通して町工場を元気付ける「町工場プロダクツ」からも6社が出展。「体験価値のアップデート」の試みの一つとして、プレゼンタイムやフィードバックカード、会場入り口のディフューザーなども使われた。
交流を促すため、コーヒーやジュースなども提供。海外フェスやビジネスイベントなどさまざまな場で活動をするDJで天台宗僧侶の友光雅臣さんが参加し、会場に合わせた音楽で盛り上げた。
森ビルアカデミーヒルズ運営部マーケティング担当者の若松保治さんは「真面目に面白がりながらイベントの未来をどうしていくかを、みんなでワイワイやりたい。そういったことを考える仲間を増やしていきたい」と話す。