東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」(港区虎ノ門1)が6月6日、開業した。
1964(昭和39)年の日比谷線の全線開通から、56年ぶりの新駅開業となった同駅。2016(平成28)年2月からはUR都市機構(横浜市)と東京メトロ(台東区)が整備を進め、「交通結節機能」を強化するため虎ノ門の街と連携してきた。駅名は2018(平成30)年12月に決めた。
同駅は、霞ケ関駅と神谷町駅間、国道1号線と環状第2号線の交差点付近に位置する。ホームおよび改札は地下1階に設けた。地上出口は、桜通り(国道1号戦上)を挟んで向かい側に中目黒方面の電車に乗れる「A1」と北千住方面の電車に乗れる「A2」を開設。虎ノ門ヒルズ森タワーに直結する「B1」や虎ノ門ヒルズビジネスタワーに接続する「B2」「B3」「B4」なども設けた。
銀座線虎ノ門駅へつながる地下歩行者通路も設け、銀座線・日比谷線間の乗り換えを可能とした。都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)および空港リムジンバスも発着できるバスターミナルにも接続できるようにした。
開業日当日は、一日限定で「カモ虎ノ門ヒルズ課長」に改名して現れた虎ノ門ご当地キャラクターの「カモ虎課長」が駆け付けた。開業したばかりの同駅を一目見ようと訪れた人たちの中には、カモ虎課長と一緒に同駅をバックに記念写真を収める光景も見られた。
2023(令和5)年には改札を地下2階に移設し、隣接する再開発ビル内の駅広場ともつなげる予定。