キーコーヒーが本社ビル(港区西新橋2)1階で10月2日、第8回「工場直送チャリティーセール」を行った。
東日本大震災がきっかけで、自然災害の被災地支援を目的に始めた企画。毎年、10月1日のコーヒーの日に合わせ、その前後に開催している。
年々来場者が増え、今年は過去最高の775人が来場した。経営企画部の小山泰知さんは「当社のこの取り組みが地域の方や一般のお客さまに広まってきていると感じる」と話す。
来場者には、イベントのためにブレンド、焙煎(ばいせん)し、同社の工場から直送した「レギュラーコーヒー400グラム」(500円)や、イリーエスプレッソ缶(粉250グラム)とイリーマグカップのセット(1,000円)などを販売した。
今年は、インドネシアに構える自社農場で栽培しているコーヒー「TOARCO TORAJA」が40周年を迎えたことを受け、インドネシアの家庭料理で使われる「サンバルソース」の販売も行った。
無料試飲会では、「好きな産地はどこ?コーヒー比較試飲会」をテーマにブラジル、エチオピアモカ、グァテマラ、マンデリンの4種類のシングルオリジンコーヒーを用意。来場者は試飲し、好きなコーヒーに投票した。
そのほか、今年5月にオープンした「CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋」のセミナー体験チケット、コーヒー抽出セットやオリジナルキーコーヒーグッズなどの景品を用意した抽選会も行った。
経営企画部の枡井友香さんは「最近では日本各地で台風や地震などによる被害が出ている。セールの売り上げが被災地復興の一助となればうれしい」と話す。