西新橋の多目的スペース「オフィス銀の鈴」(港区西新橋3)で7月29日、同施設の屋上で暮らすミツバチを使った「採蜜とみつろうワークショップ」を開催する。
2004年にオープンした同施設。店主の鈴木洋子さんの友人が集まるサロンのような自宅が発展し、テナントビルがイベント会場となっていったという。現在は、ヨガなども行えるボディーワーク用のスペースや、セレクトショップなども増設。ヨガのほか、メークレッスンやペン習字、自由に絵を描く「まんだらアート」の会などが行われている。
2016年5月に同施設に設置されたミツバチの巣箱。養蜂家の後藤純子さんが巣箱の引っ越し先を探していたところ、鈴木さんとの共通の友人の紹介を経て、同施設の屋上に設置することになったという。同年11月にもミツロウを使ったキャンドル作りを行っており、ミツバチワークショップは、今回で2回目となる。
鈴木さんは「ミツバチについて知れば知るほど、自然のシステムの精妙さに驚く。都会に暮らしていても、自然と調和して暮らす大切さを伝えてくれるミツバチからのメッセージをシェアしたい思いから、本イベントを企画している」という。
当日は、屋上の巣箱を見学した後、後藤さんからミツロウの話を聞き、採蜜体験を行い、布にミツロウを染み込ませて作る「みつろう懐紙(エコラップ)」作りなどを行うという。
後藤さんは「新橋の街路樹エンジュが花盛りの今、ミツバチは花を訪れて、おいしい蜜をためている。当日は、『天空の女神みつばち』の恵みをいただいて、地域のハチミツを味わい、リユースできるみつろうラップや懐紙を作っていきたい」と話す。
同日から、同施設に併設するセレクトショップ「ライフストア鈴丸」で、屋上で採れたハチミツ「天空の女神たち蜂蜜」を限定88瓶販売する。
開催時間は13時15分~17時。参加費は4,000円。定員は15人で、予約先着制。予約はインターネットで受け付ける。