新橋と虎ノ門を結ぶ環状2号線「新虎通り」沿いにある「まちのにぎわい施設」(港区西新橋2)が6月1日、「新虎小屋」としてリニューアルオープンする。
昨年末に同施設で行われたグー・チョキ・パートナーズ主催のまちの忘年会
同施設は2016年4月に「URTRA」としてオープン。UR都市機構を母体に、エムズプランニング(千代田区)とサンウエスト(葛飾区)が2年間、運営受託し、米サンフランシスコ発のカフェ「BICYCLE COFFEE TOKYO CAFE&ROASTERY(バイシクル・コーヒー トーキョー カフェ アンド ロースタリー)」を運営しながら、定期的にワークショップや講演会などのイベントを開いていた。
6月1日からは、同施設でインターネット放送「虎ノ門でごめんなさい」を手掛けてきたグー・チョキ・パートナーズ(虎ノ門1)が2年間、運営を受託する。同社は同番組のほか、地域メディア「新橋経済新聞」、ご当地キャラクター「カモ虎課長」の運営、グルメイベント「虎ノ門街バル」、清掃活動「グリーンバード」への協力などを行ってきた。
「新虎小屋」では、「新虎GUIDE」「小屋めし」「とらの本」の3つのコンテンツを展開。「新虎GUIDE」は、新橋経済新聞を中心に同エリア地域情報紙を配布するほか、観光案内所としての機能を持たせる。「小屋めし」は、ランチでカレーなどを提供するほか、地域の飲食店とコラボレーションした特別メニューなどを展開していく。「とらの本」は「まちの図書館」として展開。同エリアで店を営む人や、まちづくりの活動を行っている人など地元の方々にブックディレクターとなってもらい、「みんなに読んでほしい本」を持ち寄ってもらうという。
5月12日には、同施設内に設置する本棚を作るワークショップイベントも行う。そのほか、「URTRA」で開催していた同番組の放送や、プレミアムフライデー限定バーなどは継続して行う。
同社共同代表の小野寺学さん、畑谷芳樹さんは「誰でも気軽に立ち寄れる、新橋・虎ノ門の情報発信基地として、街の内外をかき混ぜる企画やイベントを積極的に展開したい」と意気込みを見せる。
カモ虎課長は「生まれも育ちも虎ノ門。ではないが、虎ノ門をビールと同じぐらい、こよなく愛してる私たちが運営する『新虎小屋』。ここを起点に、私の尿酸値と共に街を盛り上げていきたい」と話す。
5月も、インターネット放送「虎ノ門でごめんなさい」の放送や、内装工事の一部を体験するDIYワークショップなどを予定する。