虎ノ門ヒルズ(港区虎ノ門1)内のホテル「アンダーズ東京」が10月30日、スタッフの制服にオリジナルデニムを取り入れた。
「ラグジュアリーライフスタイルホテル」をコンセプトに、従来のゴージャス感を演出するホテルの形式にとらわれず、客が自分らしいスタイルでリラックスできるホテルを目指す同ホテル。「新しいラグジュアリーの在り方」を提案しようとオリジナルデニムを製作した。
デザインは、メードインジャパンにこだわるデニムブランド「レッドカード」が担当した。プロデューサー兼デニムマエストロの本澤裕治さんが2007年に手掛けた同ブランド。生地やファスナー、ボタンなどの部品も国内で生産されたものにこだわり、製品の型を作る際も外国人モデルではなく一般の日本人を起用しているという。
ブランドタグなどを最小限に抑え、「さりげなくカッコイイ」をテーマに、はいている人それぞれの自分らしさを最大限に引き出すシンプルなデザインを目指す同ブランド。客の「自分らしさ」を大切にするというコンセプトに共感し、今回のコラボレーションが決まったという。
同ホテルのセールス&マーケティング部長の大野修一さんは「今までの制服よりもスタッフが少しでもリラックスして自分らしい接客ができれば、ロビーの雰囲気も変わり、お客さんも自分のスタイルでくつろぐことができるのではないか。お客さんの反応が楽しみ」と話す。
同日より1週間~10日、ホテル内一部のスタッフが着用する。客の反応を見ながら、今後の展開や一般客への販売なども検討していくという。