新橋駅近くのラーメン店「きたかた食堂」(港区新橋5)が6月12日から、朝食メニューを提供している。席数は13席。
「本物を日常に」をコンセプトに、食材や調理法、食器も白山陶器を使うなど細部までこだわる同店。喜多方地方のラーメン店は、営業時間が7時~16時であることが多く、この営業体制は「最近、朝早く出勤する方も増えていると聞いたので新橋にも相性がいいのでは」と夜の営業をやめ、朝食メニューの提供を始めたという。
朝食メニューのテーマは「新橋一、しあわせな朝食」。毎朝ダシをひくところから始めるという。「朝粥」(500円、季節の総菜1品・小鉢2品・漬物付き)、「季節の朝粥」(650円、季節の総菜2品、小鉢1品、漬物付き)、「朝らーめん」(650円)の3種類から選べる。「朝らーめん」には、小松菜・バナナ・リンゴを使った自家製スムージーかアイスコーヒーが付く。
店主の菊地さんは「皆さんの本物の食に触れる機会が少なくなっているのではないか。触れる機会があったとしても値段などのハードルがあると思うので、より気軽に、リーズナブルに提供することを大事にしている。さらに味だけでなく空間、サービスを含めた食事という時間へのこだわりがある」と話す。「いい朝食がいい仕事をつくる。毎朝、丁寧に作られた健康的な朝食で、新橋で働く皆さんを応援できたら」とも。
営業時間は7時~16時(朝食メニューは11時まで)。日曜・祝日定休。