「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」(港区新橋4、TEL 03-6809-1175)で3月19日・20日、「3Dプリンターでマイミニ四駆を作ろう!親子工作体験教室」が開催された。主催は「3Dデータを活用する会・3D-GAN」(台東区上野5)。
同イベントは2015年5月から全国で開催されており、3Dプリンターを活用してオリジナルのミニ四駆を作る親子向けの工作教室。子どもたちに自分の想像力が形となって作りだされることへの喜びを体験してもらうことで、次世代のものづくりを担う人材の育成と、3Dを活用したものづくりのリテラシーの向上につなげる事が狙いという。
3D データを活用した産業の普及・振興に取り組む同会と、タミヤのオフィシャルショップとして営業する同店とのコラボレーション企画として行われた。
当日は、ものづくりが好きな子どもや、3Dプリンターに興味のある親子など各回10組が参加。中には、数年前からミニ四駆の装飾に凝っているという女の子の姿もあった。講師の金築真さん、同会の石井正明さん、3Dプリンターを販売しているマイクロボード・テクノロジーの青木賢治さんなどが体験のサポートを務めた。
体験教室を終え、金築さんは子どもたちに、「今回はミニ四駆のボディを3Dプリンターで作ったが、これはミニ四駆のボディの3Dデータを作れたからできたことで、3Dプリンターはそれを読み込んで出力しただけ。3Dプリンターという機械ばかりが注目されがちだが、3Dプリンターはあくまでツールであり、全ては3Dデータ次第だということを忘れないでほしい」と話した。
石井さんは「ミニ四駆だけではなく、3Dプリンターに興味があって、自分で探して申込んでくれた子供が多かったことに感心した。来年もぜひ開催したい」と意気込む。