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新橋に八戸料理店「いちいの木」-西新橋の老舗が店名変え移転

ビル2階に入居する「いちいの木」。店内のカウンターは、「1人でも多くのお客さんが座れるよう、店の形に合わせた特殊な形にした」

ビル2階に入居する「いちいの木」。店内のカウンターは、「1人でも多くのお客さんが座れるよう、店の形に合わせた特殊な形にした」

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 新橋に八戸料理店「いちいの木」(港区新橋4、TEL 03-6435-8699)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は約8.5坪。席数は、カウンターのみ15~20席。

ガラス絵の描かれたボトル

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 1983(昭和58)年、西新橋に開業した「八戸郷土料理いちい」が入居ビルの老朽化に伴い、9月2日に新橋駅烏森口そばのビルへ移転。同時に店名を「いちいの木」に変えた。「いちい」は「八戸市が定めた市の木の名前」(同店店主)。新橋駅前を選んだのは「前の店の常連さんが来やすい場所だから」

 同店が提供する料理は「八戸の人がよく食べているもの」。「焼きウニ」(大=1,500円、中=1,300円、小=850円)、「阿房宮菊のおひたし」(500円)、「南ばんみそのもろきゅう」(650円)、「せんべい汁」(750円)、ナマコのこのわたとホヤを使った珍味の「莫久来(ばくらい)」(700円)、イカの肝を入れたしょうゆを使う「いか刺し」(750円)など、20種類前後を提供する。「料理に使う魚介類は、全て八戸直送のものを使っている」

 ドリンクメニューのメーンは、「蔵物語」(700円)、「銀撰如空」「南部美人」(以上750円)など、八戸や八戸近郊で造られた日本酒。ほかに「ビール」(小=450円、中=600円)、焼酎、ウイスキーなども用意する。

 来店者や常連の多くは「50代以上で、自分なりに頂点まで登り詰めた人が多い。そういう人たちがいろいろな話ができて、寂しさを紛らわすことができる場所をつくりたかった」と同店店主。「来客の半分くらいは八戸に縁のある人だが、八戸を知らない人に八戸の良さを知ってもらう場所にしたい」とも。

 営業時間は17時30分~23時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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