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新橋駅前ビルに立ち飲み新店-煮込み料理メーン、客の要望に幅広く対応も

新橋駅前ビル1号館1階にオープンした「立ち飲み屋 喜楽」。ランチも営業。メニューは日替わりで4~5種類(600~700円)

新橋駅前ビル1号館1階にオープンした「立ち飲み屋 喜楽」。ランチも営業。メニューは日替わりで4~5種類(600~700円)

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 新橋駅前ビル1号館(港区新橋2)1階に10月15日、立ち飲み店「立ち飲み屋 喜楽」(TEL 03-6228-5175)がオープンした。店舗面積は約6坪。収容人数は最大15人ほどで、椅子の用意もある。経営は福仁(神奈川県茅ケ崎市)。

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 場所は立ち飲み店「みどりや」跡。親しみあるおかみと気さくな常連客が多いことで知られる繁盛店だった。「開店して日は浅いが、みどりやの常連さんがうちにも通ってくださってとてもうれしい」と、辻長社長は相好を崩す。

 メーンのフードメニューは煮込み料理。卵、ジャガイモ(以上100円)、エノキ(150円)、「和牛と野菜の煮込み」(500円)など。和牛は松坂牛、栃木牛、宮城牛など、個体識別番号を持つ肉のみを使う。このほか、冷ややっこ、枝豆(以上300円)、豚キムチ(400円)、「香草鶏唐揚げ」「つぶ貝オイスターソース」(以上500円)、当日築地で仕入れた魚介類を使う「アクアパッツァ」などの一品料理も。「日替わりメニューで大皿料理を出すとき以外、一品の価格が500円を超えることはめったにない」(辻長さん)。

 客のリクエストに応じた料理も提供。要望の多いメニューはチャーハンや麺料理。「シメの料理として注文する人が多い。麺料理のスープは和牛の煮込みスープを使うので人気」と辻長さん。「次の来店日を指定してくれたら、大掛かりな料理の提供の可能」とも。

 グラスドリンクは、生ビール、ホッピー、サワー・酎ハイ各種、ワイン、焼酎(和ら麦、からり芋)、日本酒(八海山、上撰大関辛丹波、風龍梅純米酒)などを全て380円で提供。ワイン、焼酎などはボトルも用意する。「ボトルは銘柄にかかわらず全て2,500円。ものによっては赤字になるお酒もある」。「ラフロイグ10年」「ブラントン」など辻長さんが厳選したウイスキー6銘柄(450円)も、銘柄を定期的に入れ替えながら提供する。

 「昔から立ち飲みが好き」と話す辻長さんは、百貨店や中華料理店での勤務を経て独立。同所に開業後は、新橋立ち飲み歴の長い客から「特定の酒が飲みたくて立ち飲み店に寄るんじゃない。仕事や年齢、国籍を超えた出会いがあったり、店員や常連との交流が楽しかったりするから立ち飲み店に寄る」という新橋立ち飲み文化を学んだという。今後について「お客さまに喜んでもらえるお店にすることが第一。そして『新橋立ち飲み文化』を都外にも伝えていきたい」(辻長さん)。

 営業時間は、11時30分~14時、16時30分~23時(土曜は15時~21時)。日曜・祝日定休。

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