ホテルオークラ（港区虎ノ門2、TEL 03-3582-0111）で5月1日、恒例のチャリティーイベント「第12回 10カ国大使夫人のガーデニング in Okura」が始まった。本館1階「平安の間」は現在、400種3万本の草花で彩られ、甘い香りに包まれている。

　オープニングセレモニーには、参加 10 カ国の駐日大使夫人のほか、高円宮妃殿下が臨席され、テープカットが行われた。今年参加するのは、カザフスタン共和国、サウジアラビア王国、フィンランド、ドイツ連邦共和国、フィジー共和国、タイ王国、ケニア共和国、アルゼンチン共和国、インド、ハンガリー。うち、カザフスタン共和国・フィジー共和国・ケニア共和国・インドの4カ国が初参加となる。

　今回のハイライトは、今年日本との国交樹立60周年を迎えたインドの展示。歴史的建造物「タージ・マハル」を囲む美しい庭園を再現している。そのほか、複数地域の草花や建物などを一堂に楽しむことのできるサウジアラビア王国・アルゼンチン共和国の庭園や、約10種類のランによる色彩豊かなタイ王国の庭園も見どころだという。

　併せて、日比谷花壇のトップデザイナーと同ホテルがコラボレーションした初めての花の展覧会「La Vita Colorata Collection」や、ヒビヤフラワーアカデミー出身者によるフラワーコンペティションと美しい花々に囲まれたティータイムを楽しめる「カフェ フィオーレ～Caffe Fiore～」、恒例の「ナショナル ジオグラフィック写真展～花が彩る生命の輝き～」や「新ボタニカルアート 高橋京子展～実り～」などのイベントも同時開催。レストラン｢Kitchen Okura｣でも花に囲まれて食事ができる。

　同イベントは2000年から毎年行われてきたチャリティーイベント。昨年は震災の影響で開催できなかったため、2年ぶりの開催となる。今回は収益金の一部を企業メセナ協議会の「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド（GBFund）」に寄付する予定。

　開催時間は10時～18時（5日は17時30分まで）。入場料は、大人＝1,500円、小中学生＝800円。入場券付き各種ランチセットは4,000円～。今月6日まで。