新橋3丁目交差点近くに4月1日、日本酒を原価で提供する居酒屋「日本酒原価酒蔵 新橋本店」(港区新橋3、TEL03-6721-5174)がオープンした。運営は都内を中心に飲食店を展開するクリエイティブプレイス(港区)。同社で日本酒を原価提供する業態は初。
「日本酒を日本一安く」をコンセプトにした同店。入館料1,090円(=期間未定で当分790円で提供)で同店の日本酒を全て仕入価格で飲むことができるという。日本全国にはそれぞれ違った味の日本酒がある。その魅力を価格を気にせずに楽しんでもらいたいと出店を決めた。席数50席。
日本酒は常時50種をそろえ、銘柄ごとに1合瓶に小分けして提供する。仕入れ伝票のように作られた日本酒専用メニューには、味の指標やおすすめの飲み方などを分かりやすく示し、酒に詳しくない人でも楽しめるよう工夫する。品質も仕入れから保管まで、適切に管理しているという。
メニューは「茶豆」「小松菜のおひたし」(以上290円)、「いぶりがっこ」「いかの塩辛」(以上390円)、「蔵のお造り」(一人前690円)、「炙(あぶ)りしめサバ」(790円)、「本日のカブト焼き」(590円)、「鯛のひつまぶし」(990円)など多数。
ドリンクメニューは「朝日鷹 本醸造 新酒 生」(227円)、「獺祭 純米大吟醸 2割3分」(1,029円)、「飛露喜 特別純米 無濾(ろ)過生原酒」(281円)、「田酒 特別純米 山廃仕込」(315円)、「新政 No,6 Type-S」(425円)、「獺祭 純米大吟醸 磨き50」(308円)など。以上いずれも1合の価格。そのほか「プレミアムモルツ 」(中ジョッキ490円)、「トリスハイボール」「レモンサワー」(以上290円)などもそろえる。
自身も日本酒が好きという店長の奥村さんは、「日本酒は升の上にグラスを置いて一升瓶から注ぐスタイルが多いが、小分けした1合瓶で提供するのは珍しいと思う。お客さまからも好評をいただいている」と笑顔で話す。「味の好みなど相談してもらえればアドバイスするので気軽に声を掛けてほしい」とも。
営業時間は16時~23時45分。金曜日のみ翌1時まで。