新橋駅近くに立ち飲みホルモン店-七輪の炭火でセルフ焼き

「自分で焼く楽しさも味わってもらえたら」と長曽我部店長。スタッフの手が空いていれば焼いてもらうことも可

「自分で焼く楽しさも味わってもらえたら」と長曽我部店長。スタッフの手が空いていれば焼いてもらうことも可

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 新橋烏森口ガード下前に7月17日、自分で焼くセルフスタイルの立ち飲みホルモン店「闇市ジョニー」(港区新橋3、TEL 03-3438-2919)がオープンした。

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 同店を運営するのは外食事業を展開する愛媛県松山の「やみいち」。同市内に「闇市ジョニー」2店、和食店1店を経営しており、県外への進出は初となる。「闇市ジョニー」の立ち飲みスタイルは現在新橋店のみ。

 店舗の面積は2坪、収容人数は約10人。カウンターには炭火の入った4台の七輪が並ぶ。オープンスペースだがエアコンもあり、暑さは気にならないという。立ち飲み店のため席はないが、「疲れた時に利用できるよう」(同店店長・長曽我部さん)壁面には腰掛けられる手すりも。

 新橋では初という、立ち飲み店で客が自分で焼くスタイルはホルモンの本場大阪・鶴橋では一般的。同社代表の守屋孝さんは、大阪で和食の調理師として働いているときにホルモンのおいしさに魅了されたという。

 店名の由来は戦後の闇市のイメージから。戦後実際に闇市に出店していた「師匠」に出会い、その極意を学んだ。同店のタレは胃にもたれないよう、ニンニクをあまり使わず、かんきつ系をきかせたあっさりしたもの。「毎日食べてもしつこくないホルモンを目指した」(守屋さん)。タレの調味料は鶴橋から仕入れる。

 新橋店の肉類は芝浦から取り寄せる。守屋さんが「本当にものが良くて驚いた」という鮮度の良い素材はすべて生。「その中でも特にいいものが入ったときだけセンマイを刺身で出す」などメニューはその日の仕入れで変わる。大阪の流れを受け継ぐ同店では、「さえずり」「豚トロ」以外はすべて牛肉や牛モツだ。

 長曽我部さんおすすめの看板メニューは「炎上ホルモン」「まる腸」「しま腸」(各580円)。「ホルモンミックス」(同)や、生ビールに好みのホルモン2種が付く「晩酌サービスセット」(1,200円)なども。「キムチ」(380円)は鶴橋の韓国人も買いに行くという桃谷の「オモニ」から取り寄せる。「生ビール」「ホッピー」などの酒類は一律「サンキュー(=390円)」(長曽我部さん)。

 「いいものを安く提供し、活気のある店にしていきたい」という守屋さん。今後は新橋店を関東エリアの旗艦店とし、「新橋に広めの2店舗を出店したい」と意気込む。

 営業時間は17時~翌1時30分。

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