新橋のイタリアン弁当店、浜松町に新ブランド店-女性ターゲットに

店名の「DELI AL SOLE」はイタリア語で「日当たりの良い惣菜店」の意。弁当の容器はサトウキビから作られたものを使用し、環境への心配りも

店名の「DELI AL SOLE」はイタリア語で「日当たりの良い惣菜店」の意。弁当の容器はサトウキビから作られたものを使用し、環境への心配りも

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 ケータリング・仕出し事業を行うアッソラート(港区新橋6、TEL 03-5733-6775)は6月11日、イタリア料理をベースとしたデリスタイルのランチ弁当店「DELI AL SOLE(デリ・アル・ソール)」(芝大門2、TEL 03-6459-0477)をオープンした。

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 同社の弁当店は本社に併設する「ASSOLATO(アッソラート)」に次ぐ2店舗目。芝大門の店舗はランチ弁当に特化したもので、営業もランチ時間のみ。料理は車で5分のセントラルキッチンを備える新橋店から届く。メニューは両店共通。調理スタッフは全員プロのシェフで、本格的な味を追求するという。

 店舗面積は15坪。イートインスペース8席も設ける。同店は新築物件で、元建築家という同社代表の平澤昇さん(38)が店舗設計からインテリア、ロゴまで手掛けた。コンセプトは「ヨーロッパのパン屋さん」。かわいいイメージでメーンターゲットである女性の好みを意識した。1店舗目と店名を変えたのは、新たなブランド形成のため。

 イタリアンを主体にした弁当は680円で、注文後、目の前で詰める。店内のカウンターには総菜店風に日替わりの主菜3品、副菜4品を並べ、客が好みのおかずをそれぞれ主菜1品、副菜2品を選ぶシステム。ご飯は常時白米と雑穀米を用意するが、「お客さまの健康を考えて」雑穀米が基本。このほかサラダも付く。

 「食事は健康の基本。いいものを食べてほしいので、野菜を多用したヘルシーなメニューを心がけている」と平澤さん。それだけに、「市場に比べ、680円と高めの割にボリューム感がない」とのおしかりを受けることもある」という。新橋店オープン時には、「30人ほどの社員が利用したという会社からわざわざ電話があり、『今後も利用したいから、あえて苦言を』というありがたいアドバイスも」。

 営業はランチのみ。夜の営業は先々も考えていないという。2006年に独立するまで飲食店をいくつも経験したという平澤さんは「ケータリングは飲食店と違い、攻めの営業ができる。セントラルキッチンにすることで店舗展開のコストも抑えられ、席というキャパシティーにとらわれることなく受注できる。弁当も同じ。不況に強い」と話す。

 オープン1カ月の浜松町店も現在は行列ができる手応え。リピーターも多く、日に150食以上が出る。利用者は6対4で女性が多い。平澤さんは「人々の健康、社員の幸せを願い、今後も事業を拡大していきたい」と意欲をみせる。

 営業時間は11時~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。13時15分から弁当の価格が600円になる(浜松町店のみ)。

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