伊キッチンブランド「グッチーニ」、汐留に旗艦店極秘オープン

グッチーニの国内旗艦店となる汐留店。隣には同ブランド商品を使用する「グッチーニスタイルカフェ by ミッレ・フィオーレ」も

グッチーニの国内旗艦店となる汐留店。隣には同ブランド商品を使用する「グッチーニスタイルカフェ by ミッレ・フィオーレ」も

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 イタリアのキッチンウエアブランド「グッチーニ」の日本総合代理店サカイトレーディング(港区東新橋2)は6月29日、汐留イタリア街に国内初の直営店「Guzzini Shop SHIODOME(グッチーニショップ汐留店)」(港区‘東新橋2、TEL 03-5402-3213)をオープンした。

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 同ブランドショップとしては2007年10月にFC店舗として駒沢店「guzzini KOMAZAWA PARK SIDE(グッチーニショップ・駒沢パークサイド)」(世田谷区)オープンしているが、直営店は今回が初。汐留店オープンに合わせ、駒沢店も7月2日にリニューアルオープンした。

 同社ではこれまで15年以上卸売りを展開してきたが、「都心で買い物ができたら」という声が多かったことや、卸では新商品や季節商品などの最新ブランドイメージを表現できないことから、都心部に直営の旗艦店を立ち上げることにしたという。設立にあたり自社サイトでの告知以外のPRは一切行わず、「イタリア街勤務の人だけが知る『隠れ家的イメージ』として極秘裏でのオープン」となった。

 店舗は1階の路面で12坪。汐留・イタリア街に出店したのは、「イタリア風の街並みがショップやブランドイメージに合致したから」とサカイトレーディング社長の坂井朋信さん。「このブランドはキッチン用品というニッチなカテゴリーのため、青山、表参道、銀座、新宿といったハイコスト・ハイブランドより、家庭的・地域性に特化していく」との姿勢をみせる。

 ターゲットは主に女性で、ファッションに興味のある幅広い年齢層を見込む。中心価格帯は2,000円~8,000円。「今後は従来の販売ルートでは不可能だった幅広い商品群を見てもらうことができる。まずはイタリア街の中に働く方や企業にかわいがってもらえる地元密着店として確立したい」と坂井さん。

 「グッチーニ」は1912年創業の老舗ブランド。開発されたばかりの合成樹脂を取り入れた商品をいち早く手掛けたことで、1950年~1980年に業績を伸ばした。建築家を含む世界中のデザイナーがデザインするというスタイリッシュな造形が特徴。現在本国イタリアに2,000店以上の販売網を持ち、世界70カ国で展開する。

 営業時間は、月曜~金曜=11時~18時、土曜=11時~16時。

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