永谷園(港区西新橋2)は「生姜の日」制定を記念して、同社の「生姜部」の社外部員を募集している。同部はショウガの研究・栽培、ショウガを使った料理や商品の開発などを行う部署を超えた課外活動形式のクラブ。
同社によって日本記念日協会に登録・制定された「生姜の日」は6月15日。石川県金沢市にある創建718年の「波自加弥(はじかみ)神社」がショウガを祭る「はじかみ大祭」に合わせたもの。「はじかみ」とはショウガの古い名称で、同神社は全国でも珍しい食産神。同神社へは生姜部員の代表が奉納に訪れている。
今回社外部員を募集するのは「生姜の日」制定記念によるもので、ユーザーの意見を取り入れた商品開発のため。募集枠はオンライン部員と特別部員があり、前者は誰でも参加が可能で、後者は書類審査による一次選考と面接による二次選考で15人ほどを採用する予定という。
オンライン部員には入部認定証が発行され、生姜部オリジナルのブログパーツ、壁紙、メールマガジンが提供されるほか、ショウガ商品のモニターや各種アンケートへの協力が求められる。特別部員は同部ウェブサイトの「生姜レシピ」ムービーへの出演、千葉にある試験農場でのショウガの収穫、商品開発や各種PR活動への参加が条件。
これまで「ショウガに笑い、ショウガに泣く」(同部広報担当)というショウガ漬けの研究を行ってきたという同部。「活動を知ったお客さまから入部したいという声もたくさんもらっている。おいしく健康に良い商品作り一緒にしてもらえたらうれしい」と意気込みを話す。
部員申し込みの締め切りは6月22日。郵送の場合は当日消印有効。活動期間は来年3月末までを予定。