サッポロライオン(中央区)は4月10日、霞ダイニングに「くつ炉ぎ・うま酒 かこいや 霞が関ビル店」(千代田区霞が関3、TEL 03-3595-3088)をオープンした。
同業態は、都内を中心に札幌、仙台、名古屋、福岡など全国で展開しており、同店は18店舗目。店舗面積は61.91坪、席数は85席。内装は「古民家の再生」をテーマに、100年以上の古材や蔵の扉、昭和時代のランプシェードを使用して、落ち着いた「くつろげる空間」(同社)に仕上げた。
客席照明ではすべてにLEDを使用したのが特徴。居酒屋としては日本で初めての試みだという。これにより消費電力を約80%削減するという「エコ照明」を実現し、「チーム・マイナス6%」から「省エネ照明デザイン モデル事業」にも採択された。電球の価格は通常の10倍ほどかかるが、1日10時間点灯の計算で、約2年ほどで回収できる予定だという。
メニューは「本日のお造り盛り合わせ」(時価)、「みやざき地鶏もも肉炭焼き」(1,480円)、「沖縄紅豚と彩り野菜の炉端蒸し」(2,580円)、「菜食健美・田舎野菜の炉端蒸し」(1,980円)など愛媛県の八幡浜漁港をはじめとする全国14カ所の産地直送の天然魚や地鶏、有機野菜などを使用したものを用意。
ドリンクは「店主が選んだ 甕(かめ)仕込みお湯割り芋焼酎(黒ぢょか)」(2合、980円)、「種子島紫 本格芋焼酎」(グラス=600円、デキャンタ=2,900円)など、利酒師や焼酎アドバイザーの資格を持つスタッフがすすめる豊富な種類の酒をそろえる。
同社経営企画室の西村礼佳さんは「LEDはイルミネーションのイメージがあるが、店内に入ると違和感がない。電球が小さめなので光と影を演出しやすいのも特徴。居酒屋なので、暗さも生かしたデザインができたことも条件に適していた」と話す。客単価は、昼=950円、夜=3,500円。
営業時間は、月曜~金曜=昼11時30分~14時、夜17時~23時、土曜=昼11時30分~14時、夜17時~21時。日曜・祝日定休。