芝新堀町児童遊園(港区芝2)で7月24日・25日、「芝まつり」が開催された。
同祭りは「地元のみんなでわいわいやって、なおかつ地域の貢献活動にもしよう」をコンセプトに、40年以上続く地域の夏祭りイベントとして親しまれている。主催は芝商店会。
初日は商店会会員でもあるプロレス団体「ゼロワン」による、地域貢献としてのプロレス興行(芝大会)が行われた。2日目は地域の子どもたちのために昔懐かしいゲーム遊びや飲食店のなど20店舗が出店し、両日とも地域の人々が協力し合い祭りを盛り上げた。
今回初の試みとして、IT企業の「クウジット」と「トリム」がコラボし、地域貢献を目的にIT企業ならではのインタラクティブ施策「カラビットくんゲーム」を出展した。同ゲームには、激辛メニューを売り出す商店街活性化企画「芝辛 激辛ストリート」のキャラクターであるカラビットくんが登場する。
ユーザーがKinect(キネクト)搭載の専用デジタルサイネージの前に立ち、画面上で「カラビットくん」が投げてくる球を、両手を動かしてはじき返したり、悪役キャラの「ワルビット」が投げてくる球をよけたりする内容。
芝商店会会長の金子さんは「地元IT企業有志がそれぞれの強みを生かしてデジタル展示を行うことで、従来の昔ながらの施策とあわせて幅がひろがり、大変面白い夏祭りの企画になった。今後も商店街を盛り上げる施策についてコラボレーションしたい」と話す。
同会の関根さんは「従来、アナログ系のゲームのみだったこの芝まつりに、デジタルが加わり画期的な年となった。来年も期待したい」と話す。
クウジット代表の末吉さんは「芝商店会の協力を得て、微力ながら貢献できたことを心より感謝する。今後も、街を面白くしていく施策を考えて実践していきたい」と意欲を見せる。