カレッタ汐留(港区東新橋1)が10月24日、今年のクリスマスイルミネーションの詳細を発表した。テーマは「癒やしの森」で、5年続いた「海」から「森」へ変えた。
節電を考慮し、開催期間と点灯時間も短縮する。音楽プロデューサーは、バイオリニスト・作曲家の高嶋ちさ子さん。30分ごとに高嶋さんが12人のバイオリニストと演奏する収録曲が、10分間の光のショーと共に展開される。曲目は未定だが、同イルミネーションのために書き下ろした曲を含め、5曲ほどの構成になる予定。
ショーは約25万球のLEDや暖色のライトで立体的な森を表現。「シアワセが宿る8本の木々」と「元気の泉」がきらめく「癒やしの森」に「絆が強まるツリー」がそびえ、明日への希望が生まれる「希望の鐘」を鳴らすと森がさまざまな色に光り、ツリーへ導くというもの。「癒やしの森に来ると、泉から元気をもらい、鐘を鳴らしてみると明日への希望が生まれ、家族や恋人や友だちと手をとって絆を強め、前向きに歩いて行ける」というメッセージを込めた。
過去5年間親しまれた海がテーマの「BLUE OCEAN」は、毎年写真を撮りに来る人も多く、ツリーの下でプロポーズをして結ばれたカップルもいたという。「今年はイルミネーションを開催するべきかどうかに始まり、電力の問題やテーマなどさまざまな課題があった」とカレッタ汐留広報担当の水田さん。テーマ変更は、「海」が津波を想像させることへの配慮と、「疲れている人々を癒やしたかった」ため。
場所は亀の噴水のある地下2階「カレッタプラザ」。開催期間は12月6日~1月9日で、点灯時間は17時~22時(12月22日~12月25日は23時まで、12月26日~1月9日は21時30分まで)。