汐留・アンドナンド跡にドラッグストア-オフィス需要見込み小包装軸に

アンドナンド跡にオープンした「汐留ドラッグ」。節電に配慮し、スポットライトはオールLED化。

アンドナンド跡にオープンした「汐留ドラッグ」。節電に配慮し、スポットライトはオールLED化。

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 シオサイト2区のペディ汐留(港区東新橋1)地下1階に5月10日、ドラッグストア「コスメティックス&メディカル 汐留ドラッグ」(TEL 03-5568-7707)がオープンした。場所は4月6日に閉店したドーナツ店「アンドナンド(andonand) ペディ汐留ショップ」跡。

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 経営は薬局などを展開する山田薬品(杉並区)。同業態としては17店舗目となる。店舗面積は38坪。オフィスビルの中という立地を踏まえ、ジャーニーサイズと呼ばれる旅行用の歯磨きセットや化粧品など「小容量・小包装の商品を充実させた」(同社広報担当・山田裕二郎さん)という。

 取扱商品は、「会社員に必要なもの」を充実させた。「雨が降った時の需要を考慮し、折りたたみ傘・替えの靴下・ストッキングを置いたり、女性会社員のために化粧品の種類を豊富にそろえたりしている」と山田さん。総アイテム数は約3,000点と、同規模の一般的な店舗に比べ、1.5倍。「あれもこれもと選択していたらこうなった(笑)」。

 同店が入居する東京汐留ビルディングにはソフトバンク本社があることから、ITも意識。他店に先駆け、Edy・SUICA・iDなどの電子マネーも取り込んだ。同ビルの上層階は外資系ホテル。「シミ抜き」などホテル宿泊客が必要な商品にも注力する。

 利用者は当初見込んでいなかった地元住民も少なくなく、「生活用品が意外と売れる」という。ホテル滞在の世界各国から訪れた外国人の姿も多い。「実際に開けてみないとわからないと実感している」と山田さん。2区エリアにドラッグストアがないことから、「『お店ができて良かった』と言われることがとても嬉しい」とも。

 営業時間は8時~20時。土曜・日曜・祝日定休。

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