提供:株式会社クリエイターズマッチ 編集:新橋経済新聞
企画や制作を主に行う企業「クリエイターズマッチ」による表彰イベント「クリエイターズマッチアワード2020」が12月22日、千代田区内幸町の同本社からオンライン中継で行われました。イベントには全国で活動するクリエイターが参加し、最後まで盛り上がりを見せました。
司会を務めた高橋友希さん
クリエイターズマッチは、インターネット広告を中心に、フリーランスのデザイナーなどのクリエイターと協力してさまざまな企画や制作を行う企業です。2007(平成19)年の創業以来、手がけてきたインターネット広告数は18万本を越えます。2017(平成29)年には廃校となった小学校を利活用した施設「隼Lab.」に、同社のサテライトオフィス「鳥取クリエイティブLab」(鳥取県八頭町の)を設けるなど、地域活性とクリエイティブにおけるさらなる展開を見せています。
同社は年に一度、制作を依頼するクリエイターを表彰するイベント「クリエイターズマッチアワード」を実施。7回目となった今回は、コロナ禍ということもあり初のオンラインでの開催。本社を会場にするのも初だったそうですが、全国のクリエイターたち約40人と生中継で結びました。
「基調講演」と「授賞式」の2部構成により実施された今回のイベント。第1部「基調講演」は、「クリエイターの働き方の未来について」をテーマに同社代表取締役の呉京樹(ごけいじゅ)さんが登場してメッセージを発信しました。
挨拶する代表取締役の呉京樹さん
「今の時代は動画サイトなどを通じて一人ひとりがメディアを持てる時代です。100個のメディアがあれば100通りの感性にあったデザインが必要になります。動画制作を含めたさまざまな領域のクリエイティブスキルを身に付けること。また、クライアントのニーズを緻密にヒアリングできるコミュニケーション能力を持つことがより重要になってきます」と呉さん。
さらに「今後必要なスキルをキャッチアップしながら、最前線で教育コンテンツとしてみなさまにお届けしていきたいと考えています。みなさまがつくる素晴らしいクリエイティブで世界を満たしたいと考えているので、引き続きみなさまと一緒に成長しながら歩んでいきたいです」と熱く語りました。
会場となった本社では、撮影の機材がずらりと並ぶ
第2部の授賞式では、「ルーキークリエイター賞」「ベストパートナークリエイター賞」「ベストバディクリエイター賞」「ベストサポータークリエイター賞」「モストヴァリュアブルクリエイター賞(MVC)」の5部門による表彰が行われました。
ルーキークリエイター賞は、登録が1年以内かつデザイン、スピード、対応力が優秀だったクリエイターに贈られました。また、ベストパートナークリエイター賞は仕事の関係値が構築できたクリエイター、ベストバディクリエイター賞は難題などに対して前向きかつ解決に向けて対応したクリエイター、ベストサポータークリエイター賞は最適な提案やちょっとした工夫など、スピーディー且つ安定的なアウトプットを意識したクリエイターが選ばれました。そして、あらゆる面でハイレベルだったクリエイターにはモストヴァリュアブルクリエイター賞(MVC)が贈られました。
各部門の受賞者は次の通りとなりました。
・ルーキークリエイター賞…川上麻衣子さん
・ベストパートナークリエイター賞…瀧田祥子さん
・ベストバディクリエイター賞…平山実さん
・ベストサポータークリエイター賞…近藤智美さん
・モストヴァリュアブルクリエイター賞(MVC)…鈴木慎平さん
近藤さんは昨年のMVCの受賞に続いて2年連続での受賞。鈴木さんは初のフォトグラファーとしての受賞となりました。
各部門では、担当ディレクターと表彰者がそれぞれコメントを発表しました。
「スピーディーな対応が素晴らしく、クリエイティブに対するお客さまからの評価も高いので安心してお仕事を進められました」(キムさん・制作ディレクター)
「とても驚いていますが、日頃お世話になっているディレクターのみなさんにはとても感謝しています。これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします」(川上さん)
ルーキークリエイター賞を受賞した川上麻衣子さん
「対応スピードの速さはもとより、クリエイティブのクオリティの高さ、お客さまの満足度が高いです。今ではクリエイターズマッチには欠かせません」(川崎さん・制作ディレクター)
「今回受賞できたのは、常に働きやすい環境を整えてくださっているディレクターの皆さまのサポートのおかげだと思っています。2年前からお仕事をさせていただいておりますが、(中略)幅広いお仕事を担当させていただけるため、自身の成長にもつながりましたし、理想のキャリアを考えるきっかけにもなりました」(瀧田さん)
ベストパートナークリエイター賞を受賞した瀧田祥子さん
「新しい案件に取り掛かるときなどには、いち早く捉えて形にしていくテクニックはお客さまからの厚い信頼につながっています」(伊良皆さん・制作ディレクター)
「(表彰に対して)びっくりしています。素晴らしい賞をいただけてとてもうれしいです」(平山さん)
ベストバディクリエイター賞を受賞した平山実さん
「厳しいレギュレーションや特殊な動きなど、お客さまからのコーディング要望が多岐にわたるなか、安定的にご対応いただきました」(井形さん・制作ディレクター)
「素晴らしい賞をいただきありがとうございます。今年はコロナの影響で仕事がなくなってしまった人もいたなかで、仕事をいただけて大変感謝しております」(近藤さん)
ベストサポータークリエイター賞を受賞した近藤智美さん
「鈴木さんの活躍により、素材から丁寧に作り込んでゆくオリジナリティの高いクリエイティブを実現できました」(関田さん・制作ディレクター)
「まさかこのような賞をいただけるとは思ってもいませんでした。日頃お世話になっているディレクターのみなさんの影の努力と準備があって初めて表現をする場が与えられるので、大変感謝しています」(鈴木さん)
モストヴァリュアブルクリエイター賞を受賞した鈴木慎平さんにトロフィーを贈る代表取締役の呉京樹さん
それぞれの受賞者にはトロフィーが贈られました。
最後には再び呉さんが登場。「2020年はコロナがかなり影響した一年でしたが、今後はコロナ禍においてどう変化に対応していくかが重要で、クリエイターのみなさんは働き方や活躍する場が広がっていくと思います。今日のアワードを通して、みなさんが働きやすい環境を提供できるプラットフォーム作りにドライブをかけていこうと思いました」と話し、イベントは締めくくられました。
初のオンライン開催となった「クリエイターズマッチアワード2020」。参加者同士が画面越しに会話する場面も多く見られ、親交が深まったイベントとなりました。今回のイベントを機に、未来を見据えながら制作活動に取り組むクリエイターたちの士気も高まったことは間違いないでしょう。