団塊世代ターゲットのフリーマガジン創刊-ドゥ・ハウスが参加

取材記者も50歳以上、団塊ターゲットのフリーマガジン「B&G Network」が創刊する(写真=同誌表紙)

取材記者も50歳以上、団塊ターゲットのフリーマガジン「B&G Network」が創刊する(写真=同誌表紙)

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 団塊世代がターゲットのフリーマガジン「Boys & Girls Network(ボーイズ&ガールズネットワーク)」(以下B&G Network)が4月18日、創刊する。

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 同誌は産経新聞社(千代田区)が新規事業として立ち上げたマーケティング会社が発行し、同社に資本参加しているマーケティング支援会社、ドゥ・ハウス(港区新橋6)が、業務や運営に関わる。

 ドゥ・ハウスは主婦をはじめとした「生活者」のネットワークを用いて「クチコミ」プロモーションや「リサーチ」活動を行っている。同社の保有するネットワークに50代~60歳代のシニア層が希薄だった状況と、「団塊世代」をターゲットにした消費市場が注目されていることを背景に、同世代で作るネットワークの重要性を感じていた。以前から付き合いがあった産経新聞の新事業「B&G Network」代表である永島さんから新媒体の概要を聞き、参加を決めたという。

 新媒体は、「ネットワークをネットワークし企業と個人を結びつける」(同社)がコンセプト。これまで「団塊」や「シニア」世代をマーケティングする時、主流だったのは個人アプローチだったが、個人消費を特定することや、「団塊世代」と一括しマーケティングをしても結果につながりにくい現状があったという。これらを踏まえ同社は、個性や志向の繋がりで消費趣向を区分けするため「NPO活動」や「商店街活性運動」など共通の目標を持って「ネットワーク」を作り活動をしている人を「キーパーソン」として捉えた。彼らを一般応募で選ばれた50歳以上の「通信者」が探し出し、同年代の「支局員」が取材し記事を作り、紙面やウェブ上に「キーパーソン」の情報としてネットワークを形成する。また「通信者」と「支局員」は企業との商品開発などにも関わる予定だという。

 掲載内容は、「男たちの遊び場はそれぞれ勝手な協同農場、大人の秘密基地(花島ファーム)」や、レポート記事「全国に広がる『ひろえば街が好きになる運動』」などで、同媒体に登録している51のグループを「支局員」が紹介する。ページ数は66ページ。配布は、産経新聞が地下鉄構内で発行している「メトロミニッツ」を設置しているラックを使用するほか、都内の主要大学やフィットネスクラブなどで配付する。

 並行して展開するウェブサイトは、登録グループの活動発表の場やイベント告知、「通信員」による東京メトロ沿線情報、ブロガーからの投稿、企業の商品を実際に使った時の生の声などを掲載する。今後は、同サイトで集めた情報をもとにフリーマガジン上で記事などとして展開させる予定。

Boys & Girls Networkドゥ・ハウス

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