ITシステム事業などを展開するイデアクロス(港区海岸1)は昨年12月28日から、ツイッターと連携した新サービス「Twitteryam(ツイッターヤム)」の提供を開始した。
同サービスは、同社独自の論理的評価によってツイッターの価値を貨幣価値に変えて評価するもの。ツイッターヤムにTwitterIDでログインすれば、ドル、ユーロ、ウォン、元、円に換算される。構築・運営は、同社を中心に韓国企業2社との共同で行われている。
サービス名の由来は欧米の表現でyamyam(ムシャムシャ)と食べ物をおいしく食べる様子を表現した擬態語で、「おいしいものを食べるとき人はとても幸せという意味で、インスピレーションから名付けた」(同社)という。
評価は、書き込みを行うことを携帯電話でショットメール(SMS)を送ることと仮定し、米国国内移動通信会社の価格を基準に行われる。ツイッターのツイット数、フォロー数、フォロワーのフォロワー数を基に計算される仕組み。28日の公開からすでに6万件以上のアクセスがあり、ユーザー同士が自分のツイッターの値段で盛り上がったりする様子も見られるという。
同社の中嶋公栄社長は「国内外の企業がツイッターの可能性に着目し利用を始めているが、真の価値や効果的な利用方法を見つけているわけではない」とし、「ツイッターがツイットやフォロワーを増やすこと=アクセス=露出の価値として金額に表すことで客観的評価となる。定着すればビジネスに生かす際の基準になる」と話す。
同社は今年、自社のビジネスソリューションとの連携も視野に、新しいマーケティングソリューションの確立を目指す予定。