神谷町・光明寺境内にある「神谷町オープンテラス」(港区虎ノ門3)で12月12日、音楽イベント「お寺の音楽会 誰そ彼 Vol.16-Winkler Japan tour 2009-」が開催される。
同イベントは、光明寺の僧侶・松本圭介さんや松本さんの学生時代からの友人である遠藤卓也さんらが主催し2003年より始めた企画。大きな宣伝は行わないにもかかわらず口コミなどで人気が広まり、徐々に規模を拡大しながら年に2~3回行ってきた。
これまでにも海外からのゲストは何度か出演してきたが、今年は5月にスイス、10月にはオーストラリア、そして今回はスウェーデンからのアーティストを迎え国際化が目立った。「過去に出演してくれた日本人アーティストが海外遠征に行き、そこで知り合ったアーティストを紹介してくれ、彼らがまた紹介してくれるといった流れが今年はスムーズに行った。年々そういう機会が増えたのも事実」と遠藤さん。
今回出演する「Winkler(ウィンクレア)」は、5月に出演した「Audio Sutra Sound + Kenji Ikegami」にキーボードで参加したピアニストのサーラさんが「ウィンクレアの演奏を光明寺で聴きたい」と思ったことから実現し、共感したメンバーがオープンテラスでの演奏をツアーに組み込んだという。
イベントにはサーラさんと、ウィンクレアのドラム・ウーラさん、福岡県在住のベーシスト、セイゴ・マツナガさんによるジャズ・トリオ「saara trio」も出演。普段、オープンテラスでデザートを手がける「料理僧KAKU」さんも料理を提供、オープンテラスのスタッフも境内でドリンクを提供する。
遠藤さんは「出演した海外アーティストは皆、寺での演奏を珍しがってとても喜んでくれる。人と人とのつながりが自然に出来ていくのがうれしい」と話す。
17時開場、17時30分開演。入場料は1,000円(ワンドリンク付き)。サイトからの予約客を優先する。