新橋駅前広場のSLライトアップ始まる-LED倍増、作動回数も倍に

LEDが倍になり、華やかさを増したC11型292号。1945年製の同機関車は1972年より同広場に鎮座する

LEDが倍になり、華やかさを増したC11型292号。1945年製の同機関車は1972年より同広場に鎮座する

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 新橋駅前のSL広場で11月24日、広場のシンボルC11型292号のライトアップが始まった。広場では華やかに彩られた機関車を携帯カメラに収めようと、シャッターを押すサラリーマンの姿が数多く見られる。

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 同機関車のライトアップはクリスマス音楽とともにイルミネーションが点灯し、コンピューター制御により光が動き出す仕組み。汽笛音や蒸気音、走行音も流れ、それまで静まり返っていた機関車が目覚めるようなパフォーマンスを展開する。

 今年はこれまでよりイルミネーションに使用するLEDの数を倍増。同時に特殊なイルミネーションコントロール装置を導入し、「あたかもその場でSLが走行しているような車輪の動きや流れる光の演出」(同イベント主催・愛宕一之部連合町会の担当者)をするという。

 「せっかく苦労して完成させたものなので、多くの人に見てもらいたい」と、昨年までは30分に1回だったパフォーマンスも、15分に1回とした。点灯時間は17時からで、21時以降は音量を下げ、30分おきとなる。最終パフォーマンスは22時45分から。

 点灯の始まる17時には、待ち合わせなどで多くのサラリーマンが機関車の周りに集まった。汽笛とともに突然輝きだした機関車に、居合わせたサラリーマンらは次々と携帯を取り出して撮影。笑顔で見入る人も。機関車を撮影していた会社員男性は「いいですね。(画像は)鉄道ファンの4歳の孫に送るつもり」と顔をほころばせた。

 点灯時間は17時~23時。12月25日まで。

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