霞ダイニング、10店舗から28店舗へ規模拡大-日常利用店中心に

新しく生まれ変わる「霞ダイニング」は、より日常的な利用者の獲得による地域の活性化を狙う

新しく生まれ変わる「霞ダイニング」は、より日常的な利用者の獲得による地域の活性化を狙う

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 三井不動産(中央区)は昨年4月に竣工40周年を迎えた「霞が関ビルディング」(千代田区霞が関3)内に4月10日、隣接する「東京倶楽部ビルディング」内の商業施設「霞ダイニング」の10店舗に新たな18店舗を加え、合計28店舗の商業施設へとスケールアップする。場所は同ビル1階とロビー階。

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 「霞ダイニング」ではこれまで、世界109カ所でステーキハウスを展開する「RUTH’S CHRIS STEAK HOUSE(ルースクリスステーキハウス)」の日本初進出店やオーガニック食品メーンのイタリア料理「RUBY cafe(ルビーカフェ)」、日本初出店のベルギービール専門店「Deliruym caf?(デリリウムカフェ)」、名古屋コーチンメーンの「鳥開総本家」、霞ヶ関の老舗中華店「中国料理 頤和園(いわえん)」などを展開。近隣エリアの省庁関係施設や企業で働く「大人」や各国大使館が多いエリアのため、外国人ビジネスマンなどをターゲットにしてきた。

 新たな18店舗では来街者もターゲットに、和・洋・中華・エスニックなどの本格的なレストラン、カジュアルダイニング、ファストフード、カフェやラウンジ、気軽に立ち寄れるバールなど幅広い業態で店舗をそろえる。

 「BARBARA market place 325 KASUMIGASEKI(バルバラ・マーケットプレイス 325 カスミガセキ)」はヨーロッパの「市場」をイメージしたマーケットレストランで、100種類以上のタパス(小皿料理)を提供。万世の「万世麺店」は、肉屋ならではの豚ガラと鶏ガラをぜいたくに使用した特製しょうゆ味スープのラーメンを、鹿児島県あくね市の産地直送素材を使用した「鹿児島郷土料理 あくね」では新鮮な華アジ、首折れサバなどの旬の魚介と薩摩地鶏が味わえる。そのほか、丼専門店「壱碗屋」、バンコクバール「Sukhumvit Soi 39(スクンビット ソイ 39)」、フレンチスタイルのベーカリーカフェ「ヴィドフランスカフェ 霞が関店」、「食べるエステ」がコンセプトの創作韓国風料理店「恵比寿BIAN」などが出店。

 三井不動産担当者は「このエリアは飲食店が少ないことに加え、これだけの規模のものはない。だからこそ、より日常的に利用していただければと考えた展開になった。店舗によっては深夜までの営業もあり、地域活性化に一役買えるのでは」と話す。

 今回のグランドオープンに合わせ、総ガラス張りのアトリウム空間、噴水や季節の花々などたくさんの緑であふれる「霞テラス」も全面オープン。東京の代表的なビジネス街である霞が関エリアに「楽しさや居心地の良い憩いの空間を提供」(同)する。

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