虎ノ門交差点近くの「東京倶楽部ビルディング」(千代田区霞が関3)内に10月25日にオープンする商業施設「霞ダイニング」が10月23日、マスコミ関係者らに披露された。
「東京倶楽部ビルディング」の前身「東京倶楽部ビル」は、地上6階地下1階、明治時代に社交クラブとして発足した東京倶楽部が所有していたが、近隣エリアの再開発とともに取り壊した。今回竣工した同ビルは、地下1階地上14階建てで、三井不動産と東京倶楽部との「区分所有」物件。1階~3階は三井不動産所有の商業施設「霞ダイニング」、4階~14階はオフィスフロアで構成される。
出店テナントは、1階=世界109カ所でステーキハウスを展開する「RUTHユS CHRIS STEAK HOUSE(ルースクリスステーキハウス)」の日本初進出店、オーガニック食品メーンのイタリア料理「RUBY CAFE(ルビーカフェ)」、日本初出店のベルギービール専門店でピンク色の像のキャラクターが特徴の「Deliruym cafe(デリリウムカフェ)」、店内に月と水のピラミッドをイメージしたオブジェを設置した「SAKE bistro W(サケビストロダブリュー)」。2階=バールをイメージした「食堂BARカスミガセキ」、名古屋コーチンメーンの「鳥開総本家」、「鮮魚銀シャリほっこり」、生花店「第一園芸」。3階=北海道札幌のイタリア料理店「Mia Angela(ミアアンジェラ)、霞ヶ関の老舗中華店「中国料理 頤和園(いわえん)」。
近隣エリアは省庁関係施設や企業の集積地のため、全店「大人」がターゲット。各国大使館が多いエリアでもあることから「外国人のビジネスマン」を意識したメニュー構成も特徴となっている。
三井不動産担当者は「飲食店の少ない同エリア就労者は、近隣の銀座や新橋で食事をする人が多い。『霞ダイニング』にオフィスワーカーの要望の高い店を誘致することにより同エリアの価値向上、活性化を目指す」と話している。
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