新橋タミヤで「改造ミニ四駆」ビジュアルコンテスト-50台が一堂に

爆走兄弟の名車2台を合体した「久遠」。完成までに1年半を要したという。作品名は「ずっと走り続けて欲しい」との思いから

爆走兄弟の名車2台を合体した「久遠」。完成までに1年半を要したという。作品名は「ずっと走り続けて欲しい」との思いから

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 タミヤプラモデルファクトリー新橋店(港区新橋4、TEL 03-6809-1175)で4月4日、ミニ四駆のビジュアルを競うコンテスト「コンクールデレガンス大賞」が開催された。各地から集まった多くのミニ四駆ファンを前に、約50台の「デコ四駆」が美しさや技術、ユニークさを競った。

カウルを開けると…

 同コンテストは先月24日から同店行われていた「ミニ四駆フェア」の一環で、同フェアのフィナーレを飾るイベント。会場には色とりどりの改造ミニ四駆50台と、メール参加の約100台のミニ四駆画像が並んだ。タミヤ社員でイベントプロモーション担当の「MCガッツ」さんと声優の櫻井那琉さんの司会の下、1台ずつ綿密な審査が行われた。

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 審査員は司会の2人のほか、電撃ホビーマガジン編集者、タミヤプラモデルファクトリーの坂本俊一社長。「愛情賞」「アイデア賞」「技術省」「MCガッツ賞」「櫻井那琉賞」「電撃ホビーマガジン賞」「タミヤプラモデルファクトリー賞」の7つの賞を用意し、これらを受賞した作品の中から来場者の投票により「大賞」が決まる。

 出品作品はミニ四駆を徹底的にレーシングカーに仕上げたものから、ラジコン型戦車やバナナを手にしたゴリラ、伊勢海老状の車体などもはやミニ四駆の原型を留めていないものまでさまざま。中にはスワロフスキーを1,000個以上使ったという作品も。

 注目を集めたのは両サイドのウィングが羽ばたく「はばたきマンタレイ」。「マンタレイ」モデルがエイの一種「マンタ」をモチーフにしたことから着想したという。制作者は静岡から参加した石澤利奈子さん(23)。「父や彼氏もミニ四駆ファン。一緒にコンテストやレースにも参加する」という筋金入りのミニ四駆マニアだ。

 タミヤ広報宣伝課の山本暁さんも「参考作品」として出品。「アバンテMKIII アズール」モデルをベースに、ロボットを製作した。顔と手以外すべてミニ四駆のパーツでできているという。「我ながら良くできた」と目を細めた。脚部には単三電池が装備されているが、実走はできない。

 投票の結果、見事「大賞」を獲得したのは技術賞に輝いた松田耕史さん(28)の「久遠(きゅうおん)」。ル・マンなどで活躍した「Cカー」を徹底的に再現した作品で、LEDが光り、実際にカウルが開閉する。用いたモデルはミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」で星馬烈・豪兄弟が愛用していた「ソニックセイバー」と「マグナムセイバー」。両モデルの前半分を切り取りつなぎ合わせたという。走行も可能。

 この日のために山形から来たという松田さんは「小1のときにいとこが持って来たミニ四駆にあこがれ、以来弟と2人ではまっている。改造は大人になってから楽しむようになった。今日は遠くから来て良かった」と笑顔で喜びを語った。松田さんは地元で作業療法士として勤務しており、リハビリにもミニ四駆を取り入れているという。

 現在松田さんの作品と「MCガッツ賞」の「フォーション・ベルターガ」、「タミヤプラモデルファクトリー賞」の「パイレーツ・オブ・ホーネット」の3台は、同店の展示コーナーで公開されている。

 営業時間は、月曜(23日を除く)~金曜=12時~22時、土曜・祝日=10時~20時。日曜定休。作品の展示期間は未定。